弁才天さんを探して 14
北欧に伝わる伝説
土地神が
水浴するために白鳥の姿で湖に降り
その薄い衣を脱いで岸辺の草むらに置くと
美しい乙女に変わっていました
その様子を見ていた伯爵が
その衣を隠してしまい
飛ぶことができなくなった 土地神は
やむなく彼の妻になりました
やがて
息子を産み 息子は母から魔法を教えられて育ちました
土地神は
夫に
息子がどのような術を使っても驚かないように誓わせたが
息子が 宴会で見せた魔法を見て
思わず驚きの声をあげてしまった
すると
母である土地神は 姿を消してしまった
息子はこの世を去った後に
妖精の国へ行き 湖の底で眠っているという
7年に一度
夏至の前夜に武装した騎士を従えて
湖の周りを一巡りすると伝えられている・・・
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天武四年(675年)4月17日 鳥獣の肉食禁止令の勅
仏教の影響もあると思われますが・・・
4月から9月までの期間限定だったらしい
この期間は農耕期にあたります
東北の蔵王連峰
古くは 刈田峰といわれていた・・・らしい
金峯山寺から蔵王権現を分祀したことで蔵王山と呼ばれるようになった・・・らしい
蔵王山の宮城県側の麓には 刈田峰神社が鎮座しています
苅田峰の神を祀る神社だった・・・
852年の創建と伝えられていますが
いつの頃か白鳥大明神(しろとりだいみょうじん)といわれています
白鳥にまつわる伝説がありますが・・・
白鳥の伝説って
天女伝説とか 羽衣伝説に 似ていると思うのは
蓮華だけだろうか・・・
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近江の国 余呉の郷の湖に
たくさんの天女が白鳥の姿となって舞い降りて
湖の岸辺で水浴びをしていました・・・
近江国風土記に記されている羽衣伝説は日本最古(?)といわれているそうです
お話の続きはいくつかのパターンがあります
衣を隠して妻にするという ( せくはら? DVか )
そして子供を残して天に帰ってしまうなんて・・・ ( 家出か )
丹後では
養子にして働かせた後 裕福になったら追い出してしまうというお話もあります
白鳥の飛来地だったのでしょうか
この地域にやってきた渡来人の乙女だったのでしょうか?
羽衣伝説のある地は海に近いのですよ
余呉湖畔の天女像
余呉観光情報のサイトからお借りしました
この天女さん 天狗の葉団扇持ってるやん?