今日は休み。
新しく買った中古軽自動車に不具合があったので
最近引きこもりの妻を助手席に乗せて、買った店に修理に行った。保証期間内だったので修理代は無料。セーフ。
その中古車屋さんは店の中で小型犬を放し飼いにしており
店内に入った私達を出迎えてくれた。
猫ロス中の妻は喜んでその犬の頭をを撫でようとしたが、寸前のところで頭を避けられてしまった。そしてその犬はそのままカウンターの奥の方へ行ってしまった。
修理を待っている間、少しするとまたあの犬が私達の座っているソファーに近づいてきた。私達の様子を見にきたのだろうか。
すると、一瞬様子を見たかと思うと、おもむろにソファーの端に飛び乗って
座っている妻の背中の後ろを無理矢理通り抜けて
私と妻の間に身体をねじ込むようにして横になり
足をバタバタさせて
甘えてきたのだ。
これには妻も大喜び。
ほんの数秒で店員に止められていたが
猫ロス中の妻は癒されていた。
我が家の猫が亡くなって1ヶ月以上経つけど
妻は未だに猫ロス中である。
私はというと、全然猫ロスになっていない。
薄情なんじゃないかってくらい。
確かに薄情かもしれない。
死というものを、たぶん他の人よりも
軽く受け止めているからだと思う。
だって、人間含む動物は
必ず死ぬ。必ず。
早いか遅いかだけの違いだ。
そして死ぬ時は絶対死ぬし
死なない時は絶対死なない。
つまり死のタイミングは常に完璧で
これを言うと怒られそうだけど
魂レベルで本人の了承を取っているとも言える。
だったら、軽く受け止めていた方が気が楽じゃないか。
重く受け止めていると、毎日気が重くならない?
現に妻は、実は猫より犬の方が好きだけど
寿命の短さとロスが激しいから犬は飼いたくないと言っている。
まるで別れが怖いから愛する者に出会いたくないと言ってるみたいだ。なんか勿体ないな。