私の運送業の仕事のことですが
1日12時間の肉体労働で
年間休日は90日くらい。
しかも休みの日は身体を休めることに専念しないといけないからアクティビティを楽しめる休日はほとんど無いです。
しかもドライバーという職業上、睡眠不足は事故につながるので睡眠はたっぷりと取らないといけません。
仕事が終わってさあ家に帰ろうかなという時
(あと11時間後にはまたここに来てハードな肉体労働をしなければいけない)
という事実に気付いてしまうと
ぴえん超えてぱおんです。頭がおかしくなるということです。
それはともかく、そう昭和。
昭和の頃は旦那さんが働きに出て、奥さんが専業主婦の家庭が多かったように思います。
つまり旦那さんの給料だけで食べて行けた時代があったのです。
昭和は夢や希望に溢れており、年功序列や終身雇用などもあり、金利も高く、将来設計を描きやすい時代でもありました。
高度経済成長期における目覚ましい技術の進歩により
21世紀にはロボット達が何でもやってくれて
人間は時間を持て余し、暇で仕方ない時代が来るんじゃないかと、逆に不安になる人もいたようです。
で、実際21世紀も来て更に20年以上経ってますが
私たちの予想は半分当たりました。
床を掃除してくれるロボットもいるし
洗濯、乾燥してくれるロボットもいるし
加熱調理してくれるロボットもいるし
食器を洗ってくれるロボットもいるし
風呂を沸かしてくれるロボットもいます。
昔に比べ、専業主婦が家事にかける時間を大幅に減らすことに成功しました。
ところが、です。その余った時間を自由に使えるようになったかというと、そうはならず
逆に世のお母さんたちは忙しくなってしまったのです。
共働きしないと生活出来ない家庭が増えたのです。
それは支配者や雇用主側からの視点で、庶民をなるべく安く、生かさずコロさずで働いてもらうため
給料は上げず、税金を上げる。
時間をかけてじわじわとやってきたので、庶民は気づくことなく
今のような社会が出来上がりました。
そんな社会でウチの場合、妻が専業主婦なので生活出来るわけありません。
昭和の人たちと違ってウチは酒もタバコもギャンブルも一切しません。外食もしない、もちろん弁当や惣菜も買わず自炊だけ。
それでも生活が出来ないんです。おかしくないですか?
共働きと言っても、やはり出産育児があるのでどうしても女性に不利になってしまいます。
子育てしながら働いて保育園料を捻出したりと、世のお母さんたちは本当によくやっていると思います。
でも冷静になって考えてみると
こんな世の中の方がおかしいんですって。
私たちは知らず知らずの内に飼い慣らされていたんです。