進撃の巨人が話題になったのが今から10年くらい前かな。
あまりの人気だったので
どれどれ、というミーハーな心で
当時単行本の1巻だけをBOOK・OFFで立ち読みした記憶がある。
なんか世界観が荒んでいて、殺伐とした内容で
とても読み進む気になれなかった。
どうせマスコミが誘導してるだけだろと決めつけていた。
でも今になってアニメで観てみると…
「え、どういうこと?」っていうシーンがたくさんあって
謎が残る展開に。
その謎を知りたくてどんどん続きを観てしまう。
そして最期まで観て分かった。
進撃の巨人ってめちゃくちゃ面白かったんだ…。ナメてましたすみません。
テレビアニメの放送が完結したのが去年の11月だから割と最近の話だ。
TikTokではまだ熱の冷めない進撃ロス投稿者がいっぱいいる。
とにかく伏線が多くて、2周目以降の方が面白く感じるかも。ネットでは6周観たという猛者もいた。
作者のデビュー作にしてこの濃い内容。
これはもう想像力とかじゃなくて、実際に見てきた世界なんじゃないかと勘ぐってしまうほどだ。何しろストーリーの完成度が高すぎる。
でもそれと同時に思った。
これは人に薦められない。
なぜなら、観た人の心に
一生消えないような傷を残すから。
爪跡と言った方がいいのかな。
と言っても残酷なシーンや人の心の醜さとかじゃなくて
「切なさ」なんだよね。一生消えない切なさが残る。いいんだか悪いんだか。
ところで進撃の巨人エンディングソング
「悪魔の子」を歌うヒグチアイさんのライブ動画があって
こっちの方が原曲よりも好き。というかこんなに若い人が歌っていたとは思わなかった。声も原曲より若く感じる。
観客を前に一発で歌い上げる緊張感と
原曲よりも感情込めているが故に起こる僅かなブレ。と言っても驚異的な歌唱力なんだけど。
進撃観た後で聴くと重みが違います。
間違えたこれは原曲でした。
ライブはこっち