初手水その潤ひの吾が山河
二日です。今日も天気が良かったです。初売りの駅前のデパートは、人で一杯でした。
気性はも先祖そつくり初鏡
初筑波越えて遥な吾が故郷
腰据えてこその大地や鏡餅
福藁や野辺には野辺の神が住む
福藁や地霊もぬくみをりしかと
家族みな揃ひてをりぬ初座敷
リアカーに橙飾りをりにけり
まづ眠り醒すことより窯始
ハレの日の調べゆかしき嫁が君
座を占めて大地の幸の鏡餅
かまくらや人にそれぞれあるぬくみ
かまくらや父の厳しさ母の愛
ご先祖のごとくに土間の飾り臼
日のひかり背負ひて高かむ初鴉
初雀日当たりの良き殿の墓
初富士に無窮の空の広がりぬ
若水や先祖代々濃き眉毛
乗初の大泣きをして乳母車
ご利益の的へ飛び立つ破魔矢かな
デイズニーの袋に入れてお年玉
一行に出る人柄や年賀状
決まらざる予定の一つ初暦
数の子の最後と言はれ昼の酒