今、世界を変える100人の日本人という番組を観ていました。
トルコのエルトゥール号の話は知っていましたが、スペインのパイプオルガンを直した辻宏さんのことは知りませんでした。
わが国には偉大な先人が多数います。
そんな中ふと記事を見ると、鳩山首相が再三打診しているオバマとの首脳会談をまた断られたらしい。
昨日は日本の反日メディアについて触れたが、今日もそれを踏まえながらこの問題を追及していきたい。


この記事を見て思う言葉は、「 実績 信用 人脈 」であろうか?






実績



それを残すには、決断力と実行力が不可欠だ。



信用



それを築くには、日々のたゆまぬ努力の他ない。



人脈



それは、自らの実績と信用があって初めて作れるものだ。

実績は、信用となり、そして人脈へとつながる。

これはいろいろな物事全てに当てはまる。

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そして、政治もそうだ。

鳩山政権となり半年以上となるが、大きな実績と呼べるものは今だなく、たび重なる不祥事により国民からの信用は地に落ち、それどころか数々の失策により歴代政権が築いてきた諸外国との人脈を全て破壊する勢いである。



孔子は言った。

民無信不立 (民、信なくば立たず)と。


孔子は弟子に政治の要諦(肝心要なこと)について問われ、食料の確保、軍備、政治への信頼であると答えた。
そして、どれか一つずつ切り捨てなければならない場合には、軍備、食料を。
そして最後に政治への信頼としたのである。
いかに政治にとって信頼(信用)が大切であるかということを表した一節だ。


これまでブログでは、テレビのメディアがほとんど放送しない民主党の裏マニフェストについてたびたび取り上げてきた。
実はメディアが放送しないものには、国内政策に留まらない。

実は外交もそうなのである。

また、放送しても「 問題が無い 」がごとくに修正する。


来週12日にアメリカで核安全保障サミットが開かれる。
46ヶ国集まり、そのうち9ヶ国とオバマ大統領は首脳会談を行うことが予定されている。
しかし、その9ヶ国の中に日本の名前はない。

その9ヶ国は確認されている中では、ドイツ、中国、インド、パキスタン、マレーシアなどだ。

問題は、日本政府も再三首脳会談を行いたいと打診しているにもかかわらず、拒否されていることだ。
そしてこれが初めてではない。

昨年の12月に行われた国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)でも同様の扱いだった。
この会議で日本が散々な目にあったことはご存知の方もいるでしょう。
この場でも鳩山は拒否されている。


2回も拒否されているのである。
そして、米国閣僚のたび重なる日本素通り外交。


これを恋愛に置き換えてみよう。


前提はこうだ。


彼女は「 親に会ってほしい 」と再三要望するも、彼氏はのらりくらりとかわし、「 僕を信じて 」と言い、いつも通りの週末デートに誘ってくる。

しかし、彼女はひそかに不信感を抱き始めている。


彼氏 : 今週土日デートしようよ

彼女 : この間の件、考えてくれた?

彼氏 : うーん、もうちょっと待って。ね、デートしよ。

彼女 : ごめん。今週はちょっと忙しい。



 平日は電話もそっけなく会うこともない、そしてまた一週間経過後



彼氏 : 今週こそ土日デートしようよ

彼女 : (・・・本気で親と会うこと考えてくれてるのかな?)

彼氏 : ね、いいでしょ?

彼女 : ごめん。今週も無理。



お分かりだと思うが、これは深刻な状態だ。
恋愛で言えば、末期症状と言っていいだろう。

こう考えると、アメリカの態度は、普天間問題の深刻さを如実に表している。
しかし、この鳩山外交の失策は、これが始めてではない。
テレビのメディアは放送しないが、深刻な外交失策をすでにやらかしている。

それは、昨年の11月だ。

11月8日に、サウジアラビアで日本の住友化学とサウジ国営のサウジアラムコが共同で建設した巨大化学石油プラントの完工式が執り行われた。
日本からも財界人、政界からは福田康夫元首相などが立ち会った。
しかし、そこに出席を予定していたサウジアラビアの最重要人物であるアブドゥラービンアブドゥルアズィーズ国王の姿はなかった。

日本は輸入する石油の約8割をアラブ諸国に依存している。
サウジアラビアとの友好関係は最重要であり、いわば国策と言ってよい。
また、同国が重要なのは、原発導入を検討していたことだ。
国王の出席も予定されていた完工式は、政財界が一丸となって日本の原発を売り込む絶好の機会だった。

しかし、国王は出席しなかった。
この理由は完工式から数日さかのぼる。

当初、経済産業省が政府特使として官邸に推したのは福田康夫元首相だった。
しかし、鳩山由紀夫が選んだのは岩国哲人という民主党前衆議院議員だった。

知ってる人はいるだろうか?
私も知らなかった人だ。
しかし知らなくて当然だと思う。
彼は選ばれた際すでに議員ではなく、引退していたのであるから。

経歴の中から特筆すると、この2点が気になる。

・在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟所属

・民主党娯楽産業健全育成研究会(パチンコ・チェーンストア協会のアドバイサーでもある)


・・・・・・・・・・バリバリのパチンコ議員だ。



この岩国という元議員を選んだ理由を、日経ビジネスの記者が首相周辺者からすっぱ抜いている。
テレビでは全く報道されていないが・・・

「 鳩山さんとは古い付き合いで…。それに岩国さんから 『 海外を相手にしたコンサルタントの仕事をしたいからよろしく』 と言われていたから、鳩山さんはその辺を考慮したらしい 」


政府特使が誰かを内密に聞いたサウジアラビア国王は直前で出席を取りやめ、一閣僚を出席させるに留めた。
日本でも聞いたこともない、しかもすでに引退している議員の名を挙げたのである。
バカにされたと思ったのだろう。
私でも想像がつく。

その後福田元首相も出席するなどの取り繕いをするも、時すでに遅し。
交渉で言えば、最悪のパターンだ。


しかしこれだけに留まらない。
その後国王の側近が何人か解任されたという。
この政府特使派遣に関わっていたサウジアラビア側の高官だ。

その側近は、皇太子殿下の学習院時代のご学友であるサウジ担当とはじっこんの仲だったとのことで、これまで日本の石油安定のために精力的な外交をしていた皇太子殿下のご努力を全てぶち壊したのだという。
もちろん原発の話など進みようもない。

これが日本ではどのように報道されたかと言うと、報道すらされなかった。
私も日経や産経を読んでいなければ、これに気づくことさえなかっただろう。


メディアは民主党の失態で報道しないですむものは極力しない。
これからさらに確信に迫っていきたいと思う。





これは前政権に遡る。


民主党の失態を報道しないメディアである。
当然前政権の外交実績など報道するはずもない。


皆さんは麻生太郎前総理大臣(以下 : 麻生太郎)と聞いて何を想像しますか?
おそらく漢字も知らない、口の曲がった政治家というのがまず浮かぶでしょう。

故中川昭一元財務大臣と聞いて何を想像しますか?
お酒好きな酩酊大臣ですか?


当然です。
テレビでは執拗にそのことばかりが報道されていました。

故中川昭一元財務大臣についてはIMFの件を以前特筆しましたので、今日は麻生太郎について日本のメディアが全く報道しない外交実績をお伝えしたいと思います。

麻生太郎はその実行力によって、数々の実績を積み上げてきた。
しかし当時日本国内ではその実績は全く報道されず、逆に民主党の漢字やカップラーメン報道、いわゆるネガティブキャンペーンの嵐に悩まされていた。
$不労所得(インカムゲイン)で快適老後生活を目指す旅人の日記
100年に一度という金融危機の最中でも、国内、外交政策に注力し、その中でも特に素晴らしい麻生太郎の実行力と人となりが分かる実績がイスラエルとパレスチナの問題である。

麻生太郎が中東問題に取り組み始めたのは、小泉政権下の外務大臣からだ。
2007年3月14日、日本・イスラエル・パレスチナ・ヨルダンの4カ国による閣僚級会談を実現。

アメリカに言わせれば、不可能を可能にした男が麻生太郎だ。

その後しばらくの平和が訪れますが、2008年12月26日イスラエルが空爆を開始する。
この時総理大臣となっていた麻生太郎はすぐにイスラエルのオルメルト首相に直接電話。
年が明けて3日、パレスチナのアッバス議長にも直接電話した上、18日には双方停戦合意している。

【 動画1 中東平和に奔走する麻生太郎  もちろんメディアはスルーします 】
ダボス会議では、「 経済 」「 お互いに儲ける 」という切り口から停戦合意をさせた男 麻生太郎に各国首脳は敬意を表したと言う。
昨年の正月にそんなドラマがあったなんて誰が知っているでしょう。
今まで誰も思いつきもしなかったことを思うだけではなく、決断し、そして実行した。
ノーベル平和賞という栄誉は、このような男にこそ相応しいと思うのは私だけでしょうか?・・・



【 動画2 麻生政権の実績  政治とは決断力であり実行力だ 】


外交でこれほどの速さを見せる歴代首相がいただろうか。
彼がすごいところは自らが直接電話をかけているところだ。
専門家に言わせれば、確かに綺麗な英語ではないようですが、このような差し迫った局面で綺麗汚いに何の意味があるのか。



「 行動を起こすか否か 」



ただそれに尽きると思う。

確実に言えることは、彼が行動しなければおそらくその後何百人と罪もない民衆が犠牲となり、中東情勢はさらに悪化していただろう。


そして、その後の政権交代。
明らかになる政権内での数々の不祥事、日本だけが取り残される経済復興、次々に失う外交人脈。
急接近を見せる中国と急速に進行する左傾化社会。

そんな中先月、3月19日イスラエルがまたガザ地区を空爆した。

鳩山首相は麻生政権が築いた人脈で今年の2月にはアッバス議長とも会っている。
イスラエルとパレスチナの対立はまた深刻な状況になりつつある。
鳩山首相は何をしているのだろう。
もう、4月の第2週目を終わろうとしている。

おそらく何もしないのだろう。
彼の頭の中はいまやアメリカのことだけだ。
たとえその相手が今日の記事にあるような態度を取ろうとも。

しかし、「 トラストミー 」に端を発する自らの発言にその原因が起因している以上、これを解決する義務と責任はもちろん彼にある。



個人がこれまで築いた実績や信用、人脈を失うのはかまわない。
しかし、公人が、ましてや日本を代表する現総理大臣が、歴代政権を含め多くの方が築いてきた実績と信用、人脈をこれ以上破壊することだけはやめてほしい。

現状維持もできないのならば、素直にこの言葉に耳を傾けるべきだ。


「 あなたには荷が重すぎた。 」


厳しい言葉だが、どこの世界のどんな分野でも責任者たるもの常に付きまとうものだ。
それが嫌なら、決断力と実行力によって実績を見せる他ない。


【 動画3 メディアが伝えない麻生太郎 中東の実績 その舞台裏を自ら語る 1/2 】
相変わらずのべらんめぇ調で語ります。
しかし、彼がしたことはとてつもないことなのです。
日本人のほとんどはそれを知りませんが。


【 動画4 メディアが伝えない麻生太郎 中東の実績 その舞台裏を自ら語る 2/2 】
麻生太郎のこんな話を我々国民はテレビで聞いたことがあるだろうか?
このような話を国民は聞かされない。
昨日の動画で行列の北村弁護士が言っているように、マスコミは彼の功績を持ち上げない。
むしろ隠したのである。
政権交代するために・・・