派遣村の元村長 湯浅氏が政府から去るらしい。

この人のおかげで助かったと言う人はいるでしょう。
しかし、この人はやりすぎです。
組織化、マニュアル化、メディアを使って次から次へと生活保護を申請させた。
その結果が、なんと

・・・昨年のおよそ4倍以上、10万人以上増え、全国自治体合計で1384億円の生活保護補正予算を組むはめとなった。
 (参考)朝日新聞 2010.2.12 http://www.asahi.com/politics/update/0211/TKY201002110362.html

割をくうのは真面目に働いている人です。
特に大阪市、名古屋市、福岡市のように比較的申請しやすいと言うところに居住を置く方は今後行政サービスで割を食うのは間違いありません。

この湯浅氏の作った 「 ワンストップサービス 」なるものが拍車をかけました。

失業者が。よし!!働こう!!と意気込んでハローワークに行ってみたら、隣に座っている男が生活保護の相談をしているんです。
契約社員、パートしようが、生活保護もらっても同じ、いやむしろ生活保護のほうが高い???
となると、人間は元来甘えやすい体質です。

特に弱ってる時はてき面。

この人のおかげで働けるはずだった人々まで、怠惰な生活へと落としてしまった。

鳩山政権も政権維持のために、この湯浅氏を内閣に招きいれ、政府批判をさせないように仕向けた。
つまり湯浅氏は政府の人間となったのであるから、窓口はザルのように申請を通すのは目に見えていた。
役所の職員も目をつけられるのが嫌だし、タッグ組んで窓口に居座り、騒ぐのだから(当然のごとく)簡単に通しただろう。

その結果がこれ。

正直者がバカを見る社会。

走るのをやめた人は歩き。
歩くのをやめた人は立ち止まる。
止まった人は座り。
一度座ってしまうと立ち上がるのにも一苦労。

善意の押し売りすると、それを坂手に利用する狡賢い者が現れる。

現政権もそうだが、配分政策では、人は強くならない。