外国旅行に持っていくもので、使わずに持ち帰るものは薬だという。
しかし、私たちには役立った。

モロッコのラバトの、海に面した古城の上で、何を思ったか、城壁の隙間に上ってみようとした。
恐らく、攻め寄せる敵をどう攻撃するのか調べようと思ったのだろう。
家内は、また、と心の中であきれていたかも知れない。

城壁の向こうは海岸に向かって数十メートルの深さがある。
ちょっとビビったのが悪かった。
足が思うように上がらずに滑ってしまった。
向こう側に落ちてはいけない。
手前に飛び降りた、つもりだった。

ちょうど飛び降りたところに小さいテーブルがあった。
テーブルの脚は細くて私の体重(今より15kgも軽かったが)を支えきれなかった。
テーブルは音を立てて吹っ飛んで、私は、屋上の石畳にまっさかさまに頭から落ちた。
(見ていた家内はどうしよう、と思ったらしい)
とっさに柔道の受け身をした。
危険なときはそのぶんだけ強く床を打つ。

屋上にいたモロッコ人数人はボーとして見ているだけだった。
東洋人が何かしているが、関わらないほうがいいという態度である。

頭は打ったが打撃は軽かった、しかも冬なのでニットの帽子をかぶっていた。
家内が破れた衣装を脱がせてくれて、打った肘(ひじ)を見てくれた。
家内は、吐き気がしたという。
骨が見えていた。

そこで、薬が役立った。
土ではないので、傷口からバイ菌がはいる気遣いはない。
傷口を元通りにしめて、殺菌薬のついた布を当てて、包帯をして、抗生物質を飲んでおいた。
しばらくは痛かったけれど、どんどん良くなった。

薬や旅行保険などはやはり大切、何事もなければ幸いだ。

サハラ砂漠。ベルベル人は青い服を好む。

この歌↓はトルコの曲だが、最初の曲などはまったくの演歌調である。
えんか
クラシックとある。
1割以上の人が、「好まない」をクリックしているが、日本と同様に若者が好まないのだろうか。

<近日中の運勢>
みんなについて行かないほうがよい。付和雷同はせずに、自分の判断で去るべきだ。離れるべきだと思えばすぐそこを離れろ、今のうちに帰るべきだ、と思えば、何か用事を作ってでも帰れ。

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