モロッコ旅行には、モロッコ人ガイドの他に、雑用掛りのモロッコ人がついてきた。
この男は、荷物の出し入れを手伝い、皆がバスから離れるときは見張り役として残り、女性たちがバスから降りるときに手を差し伸べてくれた。
特に、私の家内と、私にも何かとこまごまと世話を焼いてくれる。
他にもっと立派な人が乗っているのに、なぜわれわれが現地の人に受けが良いか、そのときはわからなかった。
西洋の小説に出てくるうやうやしい執事のように、荷物を持ってくれ、いちばん元気そうなのに家内をエスコートする。
チップをやろうかなと思っていた3日目ごろに、やっと本音を身振りで示した。
私の腕時計が欲しいらしい。
それは困る。
そこで携帯用の電池式ひげそりをバスから持って来て、電池の入れ方を教えて渡してやった。
ちょっと小さすぎて使い勝手が悪かったからである。
予想以上に彼は喜んだ。
精一杯の感謝の気持ちを示そうとしたのだろう、コーヒーを買ってきてくれた。
たぶんあのひげそりは10ドルぐらいで売ったのではないだろうか。

↑モロッコの喫茶店。
コーヒーもあるが、いちばん安いのはミントティーである。
ミントの葉をコップに入れて湯を注ぎ、色がついたら砂糖で甘くして飲む。
50円くらいだった。
身体にいいそうだが青臭いので1度しか飲まなかった。
これは↓うちの庭の片隅で育っているミント。
小さいブドウの葉ものぞいている。


<近日中の運勢>
人が多いところは運気のあるところ。そこでできるだけ人の世話をしたりイベントに参加するとよい。特に金銭的に注入を得られる工夫をすると、思いがけなく多くの収入を得ることができる。

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