文字数:1349文字(原稿用紙約3枚半)

 

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前回からは安岡正篤(まさひろ)さんの“安岡正篤 「こころ」に書き写す言葉”について気になった箇所を書いていますが、今回は2回目になります。

 

 

P.21 思考の三原則 ―「大所高所から」

 

第一原則 目先にとらわれず、できるだけ長い目で見る。

第二原則 一面だけ見ないで、なるべく多面的、出来れば全面的に観察する。

第三原則 枝葉末節に走らないで、根本的に見る。

 

→これは、前回まで紹介していた“何のために働くのか”の中でも、自分を鍛える3つの方法の中の、ものの見方・考え方を養う方法として引用されています。

 

 

 

この考え方は、安岡さんの考え方の中でも好きな考え方の1つで、特に第二原則は物事を見て判断する時には、自然と行えているようになっていると思います。

 

ただ、第一原則と第三原則は行えているとは言えないので、これらも意識して行えるようになっていきたいと思います。

 

 

P.24 成功の秘訣 ―自分のことは自分で

 

どんなに煩わしいことが多くても、全て自分のことは自分でやらなくてはいけない。

いくらうるさい、煩わしいことであって順序よくやると、意外に苦労が少なく成功するものだ。

 

.→この箇所には2014年(平成26年)11月19日に線を引いていますが、時に煩わしい仕事もあって、どうしたらいいかわからなくなり、テンパってしまいそうな自分を落ち着ける言葉として線を引きました。

 

この中でのポイントは、順序良くやるという事だと思っているのですが、それは紐などが絡まって、ほどき方がわからないのと似ている気がします。

 

そんな時は出来そうな事から1つずつやっていけば、物事は進んでいき、できるようになるのではないかと思います。

 

煩わしい事があっても、出来る事から順番に行う、これは物事が難しい易しいにかかわらず、普遍的な事かと思いますが、難しいものに直面すると、それに圧倒されて忘れてしまいそうでもあるので、時に目にして意識しておきたい事ではあります。

 

P.28 長所にする ―自己修養の秘訣

人間の長所、短所というものは別々のものではない。長所が短所であり、短所が長所であることが多い。だから短所を如何にして長所にするか、長所を如何に短所にしないか、ということが修養の一つの秘訣である。

 

→この件については、気がつくと意識している事が多いように思います。

 

私は前職で考えていた事は、心配性で不安が強い性格をどう活かすかという事で、長所にするというよりは、活かし方を考える事が多かったように思います。

 

ただ、性格の良し悪しというのはコインの表と裏のようなものであり、優しいという事には、甘えという側面もありますし、真面目という事も融通がきかないとか、頑固という側面もあります。

 

長所を如何にして短所にしないかというのは、いくら長所でも度が過ぎれば悪になるという事ではないかと思いますが、短所は長所になるように活かし、長所は短所にならないように気をつける、難しいことかと思いますが、自分の良い面を活かしきるうえで意識したい事ではあります。

 

 

“安岡正篤 「こころ」に書き写す言葉”から気になった箇所の続きは次回書きたいと思います。

 

つづく

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。