文字数:1373文字(原稿用紙約3枚半)

 

数多あるブログの中からご訪問いただきまして、誠に有難うございます。

私の略歴はこちらです。

 

 

北尾吉孝さんの“何のために働くのか”についてとり挙げていますが、今回はその9回目です。

 

 

P.136 また、思うように行かないとき、私は本を読みました。そういう中で、中国清朝末期の軍人で曾国藩(そうこくはん)の「四耐」という言葉を知りました。

「冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐える」

曾国藩はこれが人間には必要だというのです。

 

→この件は、耐える事の大切さを説いていますが、この言葉は渡邉美樹さんの本で読んで本書を読む前から知っていた気がします。

 

好きな言葉の1つで、本書でも読んだ事で改めて意識するようになり、好きな言葉を書く時にはよく書いていました。

 

この件の後には、耐えられない時は昼寝でもしておけばよいと書いていらっしゃり、元首相の広田弘毅が詠んだ「風車 風が吹くまで 昼寝かな」という句を紹介していますが、この句も好きになりました。

 

日々の生活をしていると、調子が良い時もそうでない時もあり、冷や飯を食うような事もあるかと思います。

 

特に流れが良くなく、何をやってもダメという時にこの言葉を見ると、腹が据わるというか腰を落ち着けようという気になり、出来る事を淡々と行おうと思ったものです。

 

ただ、ちょっと目にしては分かった気になったので、いざという時に自分を律する言葉にはなりえなかったように思いますが、毎日見るべき言葉の1つではあります。

 

 

P.142~147 自分を鍛える三つの方法

①判断力、直観力を養う。

②ものの見方・考え方を養う。

③すべてを自分のこととして考える。

.

→この3つの方法はとても参考になり、影響を受けました。

 

①については、不祥事の弁明について自分だったらどう言うか、自分に置き換える事を例として挙げていらっしゃいますが、これはシミュレーションや、仮想演習の1つと言えるかと思います。

 

②については、本書でも何回か登場している安岡正篤さんの“思考の三原則”をあげていらっしゃいますが、それは以下の3つです。

 

・根本的にものを見る。

・多面的にものを見る。

・長期的にものを見る。

 

特に参考になって今も活きているのは、多面的にものを見る事で、万事は球体で、見方を変えれば如何様にでも見る事ができ、人との意見の相違は見る場所の相違であると思うようになりました。

 

前職ではドライバーさんとぶつかる事もありましたが、ドライバーさんの立場に立てば言い分も理解できましたので、そう思えたのはこの多面的にものを見るものの見方が自分の中で活きていたからだと思います。

 

③については、人のせいにしないという事ですが、私は自分が悪者になって丸く収まるならそれでよいと思うところがあるので、これは出来ている気はします。

 

一方では、気がつくと自分の正しさを主張するがあまり、人のせいにする事もあると思うので、そうならないように戒めとすべく、本書を読み返した時は目に留めたように思います。

 

以上、3つの自分を鍛える方法は、改めて受けた影響が大きいと思いますし、それは自分の中で少なからず活きている身についた方法だと、手前味噌ですが書きながら思っています。

 

 

“何のために働くのか”から気になった箇所の続きは次回書きたいと思います。

 

つづく

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。