「ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み・・・」大叩き男(イラストレーター渡辺隆司)のブログ -475ページ目

不運を言い訳にしてゴルフを捨てるな!

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「誇りの無い人間は、運が悪いという事をゴルフを投げる言い訳にする」...ナンシー・ロペス。

...会心のティーショットが、フェアウェイの真ん中でディボット跡にスッポリと入っていた。
狙い通りのショットが、カート道路に跳ねてOBになった。
最高の当たりのショットだったのに、行ってみるとボールが無い。
ピンに重なったアイアンショットが、ピンに当たってバンカーに入った。
バンカーに入ったボールが、誰かのつけた深い足跡の中にあった。
いい感触のアプローチが、見えなかったスプリンクラーに当たってとんでもない方向に行った。
カップに入るように見えたパットが、誰かのつけた芝の傷で外れてしまった。
...
そんな事は、ゴルフをやっていればラウンド中に何度も出会う出来事。
誰だってそういう経験はあるはずだ。
「ゴルフコース」というゴルフのために作られた場所とはいえ、自然の野山に近い環境の中での遊びでは、そういうラッキー・アンラッキーは当然あるのが当たり前の事なんだけど。

いるのだ、ちょっとゴルフの上手い「自称」上級者なんて人の中に、不運が続くと「こんなもんやってらんないよ」なんて言って、その日のゴルフを投げてしまう人が。
ちょっとしたアンラッキーで、ダボ・ボギー・ダボなんて続くと、「あ~、今日はダメだ」「こんなアンラッキーばっかりが続くんじゃ、今日はゴルフなんかするんじゃなかったなあ」「あ~、一日損した」...

その後の残されたホールを、不貞腐れた様子でいい加減にプレーして、ぶつぶつ不満を言い続け、他のプレーヤーに対しても気も配らない。
そういう奴のおかげで、一緒にプレーするゴルファーも「ゴルフを楽しむ気持ち」を邪魔されて、ゴルフを心から楽しむ事が出来なくなってしまう。

こういうゴルファーは、自分がいいスコアを出して気持ち良くなる事だけが目的で、他のゴルファーの事は頭に無い。
一緒にプレーするゴルファーの事を考えて、自分の落ち込む気持ちを隠して気を配る、「やせ我慢」の誇りさえ無い。

たかが不運でゴルフプレーを続ける気持ちが揺らぐようなら、ゴルフなんかしなければいいのだ(自分に言っている)。
ゴルフというゲームは、「不運」もプレーのうちなのだ。
「幸運」を喜ぶなら、「不運」だって認めるべきだ(自分に言っている)。

ゴルフってのは、「やせ我慢」も出来ない人間にする資格は無いんだ、って事を肝に銘じておくべきだ(自分に言っている)。

しかし世界のツアーを見れば、天下の一流プロが上手く行かないからって、クラブを叩き付けたり、グリーン上でつばを吐いたり...
やりたい放題の態度を、「そんな事をする奴あ、ゴルファーの風上にもおけねえ!」って言ってやる奴あ世界にいないのかねえ..。

天下の暴論...22

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以前も書いた事なのだが、新しいゴルフシーズンに入る前に再び書かせて頂く。

仕事にも収入にも恵まれて、定期的にスコアカードを出す事が出来て、「生きたハンデ」を持っているゴルファーなら、それは何の問題も無い事なんだけど。
今、不況が続き、収入が減り、仕事が忙しくなって時間も取れず...しかし、ゴルフへの情熱は熱いまま続いている、貧しく健気なゴルファーが問題なのだ。
ラウンド数が減り、あるいはメンバーコースを手放し、ハンデキャップ用のカードを出す事が出来ずに、今は「生きたハンデ」を無くしてしまったゴルファー達。
スクラッチ競技にはとても参加できる力は無いが、「公正な」ハンデキャップによる競技ならなんとか参加したい、と思っているゴルファー達。
そういう人達の「自己申告ハンデ」。

昨年、あるゴルフ雑誌社主催の、ハンデでクラス分けされた競技での事だ。
その競技はハンデが0-14までのクラスと、ハンデ15-25までのクラスとに分かれている(今年は変わったらしいが)。
その競技のハンデ15-25のクラスにおいて、グロス70台でラウンドした人が多数出たという...あげくの果てにグロス60台でラウンドした人もいた、と。

もちろん、この60台でまわった人や70台でまわった何人もの人は、きっと生きたハンデ(ハンデ15とか16とか20とか)を持っていたか、普通のラウンドでは90前後でまわっている人なんだろうと思う。
たまたま、この試合に向けて懸命に練習して、競技ゴルフの緊張と興奮の中で、幾分かのラッキーにも恵まれて、きっと自分のベストスコアを10ストロークくらい更新する「奇跡的ベストスコア」を出す事が出来た人達なんだろうと思う。

そういう事なら、多いに讃えられ、褒められ、アマチュア「アベレージゴルファーの奇跡」として、多くの普通のゴルファーの手本となるべき人だと思う。

だが、ゴルファーとしては考えられない事だが、この人達の中に「現在のハンデがシングル」なんていうのは論外としても、「かってシングルハンデを持っていたゴルファー」や、「ベストスコアは60台」、「普通のラウンドではよく70台でまわる」なんて人はいなかっただろうか。
もし、こういうゴルファーがこの中にいたとしたら...

ハンデの少ない人が、自分が本来持っているハンデより多いクラスに出るというのは、「詐欺」や「泥棒」をするのと同じ事。
もし、60台、70台のスコアでまわった人達に、本来の実力よりずっと下のクラスで良い成績を上げたいなんていう気持ちがあったとしたら、そのゴルファーは「嘘つき」で「卑しく」「軽蔑すべき」「信用できない」ゴルファーである事を世間に公表してしまったのだ。
本来、審判のいない「あくまでフェアである事」を前提として求められる「ゴルフ」というゲームからは、追放されるべきゴルファーという事なのだ。

普通、月例などの競技ゴルフでは、ネットでアンダーになれば優勝もしくは入賞となる。
ネットパープレーでも立派なスコアなのだ。
それが15のハンデでは、グロス79は8アンダー!
69ではなんと18アンダーになる!

昨年のこの人達は、きっと自分のベストスコアを更新された方々だと信じているが、普通の自己申告のゴルフコンペでこういう成績を上げると、「立派だ!」とか「凄く頑張りましたね!」と褒められ讃えられるより、「ハンデがおかしいのではないか?」とか「本当のハンデを調べてみるべきだ」と言われて、大変な問題になってしまうだろう。

あえて再び言う。
こういう風に思われないためにも、自己申告ハンデは「生きているハンデ」を持っていないなら、「過去一番良かったハンデ」を申告せよ、と。
そうした申告ハンデで大叩きして笑い者になったとしても(私の事だ)、異常なアンダーのスコアを出したゴルファーとして、全てが不審の目で見られるよりもずっと良い。

「暖かい冬」のゴルフを遊ぶ

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昨日は、急にゴルフに誘われて千葉県の大栄CCに遊んできた。
一昨日電話があり、ちょうどこの日だけ晴れて暖かくなるから、と。
天気予報で調べてみると、この日だけ最高気温が12-3度をを超えてはれる。
その一日後...つまり今日は寒気が押し寄せて雪になると...(その通り今日は雪が降っている。)

それでいつものように、前日の夜道の駅「くりもと」で車中泊。
今回はちゃんと読みかけの本を持って行き、幸せな時間を過ごす事が出来た。

昨日は天気予報の通り、穏やかに晴れて、強い風も吹かずに絶好のゴルフ日和。
まず、花粉症予防に鼻炎スプレーをして、鼻マスクをして、花粉症用の飴と目薬を持ち、コースへ。
コースは何とも贅沢に(今時、コース内の人工の滝からザンザカ水が流れているなんて、ちょっと無いのでは?)
コースは手入れもよく(バンカーの中にまるで盆栽みたいのがあったり、池が真緑に染まっていたりしてたけど)、グリーンもほどほどの速さ(ホワイトバーチよりはだいぶ遅いが)で、距離は無いがプレーして面白いコースだった。

誘ってくれたのは、年に一度の宴会ゴルフで長い付き合いの「記憶力の天才」Y氏と、出会った頃から変わらず若く精悍な「永遠の野球少年」のH氏、それに最近ゴルフを初めて燃え始めているという「有望新人」のY2氏(この方達は私に仕事をくれる、編集の方々でもある)。

Y氏は、以前の強振飛ばしスタイルのゴルフから、すっかりポイントを決めて八分の力で攻める優雅なスインガーに変身して、質の高いゴルフを見せる。
H氏は、昔と変わらず「ゴルフは気合いと情熱だ!」のスタイルで、トラブってもチャンスにつけても楽しいゴルフ。
Y2氏は、元々テニスをやっていたとかで、その運動能力と体力がゴルフの動きになってきたら...潜在能力は高い。

そして俺(笑)。
この前はトップフライトプロを使ったから、今回は黒トップ...と持って行ったのが失敗。
やはり黒トップは自分が普通にスイングすると、薄めに当たってトップボールやハーフトップになる。
するとダブルオーバーラッピンググリップの右手中指が、強い衝撃を受けて酷く痛い。
やむを得ず、打ち込み気味にスイングすると...なんと、またシャンクが出た。
シャンクは怖いし、トップは痛いし、でこの日アイアンの良いショットは2回だけ。

残り225ヤードを、セミラフから2番アイアンでグリーンそばまで打てたのと、最終ホールバンカーから100ヤードをサンドでクリーンで打てて1メートルについたもの。
後はトップと、シャンクと、ダフりと、テンプラだるま落とし(笑)。

冬の服装では汗ばむほどに暖かく、身体が思ったよりも動いてしまうためか、冬用のサブドライバーでは右に左に曲がってしまい、OBは1・2・3・4・・・・・(汗)。
Y2さんに分けてもらったニューボールを、3つも無くしてしまう情けなさ。

しかし、Y氏、H氏とのゴルフは本当に面白く楽しく、まるで4月並みの暖かさの中でゴルフを遊ぶ事が出来た。
しかし、周りを見ると、杉の木は真っ赤に染まってきていて、少し暖かい日が続くと一気に花粉が飛ぶように見える...この日は幸い、花粉の影響は無かったけれど。

本当に、そろそろ覚悟をしなくちゃなあ...

不器用

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Tさんは、運動が小さい時から得意ではなかった。
かけっこも遅い。
野球やバスケットボールも卓球などの球技も、ボールの大小に関わらず一切苦手。
もちろん柔道や相撲などの格闘技もダメ。

そのために40の声を聞くまでは、あらゆる「運動」と名のつくものから距離をとってきた。

それが、取引先との関係で「やらなければならない」状態から、ゴルフを始める事になってしまった。
当然苦手な運動との自覚があるから、一番はじめから近所の練習場のレッスンプロに教えてもらう事に決めた。
道具の選び方から、グリップ、アドレスの姿勢から...すべて手取り足取りのレッスンを始めた。
それから5年、週1回の練習は欠かさず、必ず練習場のプロにチェックを受けている。
...が、スコアははじめのうちこそ、ハーフ70や80から少なくなってきたが、ハーフ60の壁を越える事ができない。
トータル120を切れない。

Tさん自身は、その原因が分かっているつもりだ。

Tさんのゴルフは、ドライバーの調子が良いと他のアイアンやパターの調子が悪い。
アイアンが調子が良いと、ドライバーが当たらず、パットは相変わらず悪い。
パットを練習して、調子が良くなると、ドライバ-もアイアンも当たらない。
・・・

プロはいつも「ドライバーもアイアンもスイングは一緒ですから..」と言う。
でも、Tさんはこれは絶対に違うと思う。
「だって、ドライバーが調子いいから、ドライバーと同じようにアイアンを打つと当たらない」
「アイアンが調子いいからと思って、同じようにドライバーを打つと当たらない」
「なんで、ゴルフってドライバーもアイアンも、アプローチも、バンカーも、パットも、みんな打ち方が違うんだろ?...なんでみんな、こんなにいろいろな打ち方の違うものをちゃんと打てるんだろ?」

プロは、「打つ基本は一緒なんですよ。ボールの位置と重心と、ほんのちょっとしたイメージの持ち方でちゃんと打てますから」なんて言うんだが、それがよく理解できない。
だって、ゴルフってその度にみんな打つ場所や条件が違うんだから...
教わった事の無いところにばかりボールは行くし...

「あのう、お願いですから私の言う事をわかってください」なんて、コーチに泣かれてしまった。
確かに、5年もやっていてこんな風なのは私だけらしい。
一緒にゴルフをする仲間や先輩達には、「不器用にも、程度ってものがあるだろ?」なん笑われるし。

だけど、自分はゴルフが嫌いな訳じゃない。
今日は何が調子がいいのか楽しみでもあるし、他の調子の悪いものだってそれがつらいものでもない。
スコアに対する期待は全然しないけど、ゴルフの予定が決まってからは、ずっと気持ちが浮き浮きしているのも不思議なものだ。
多分これは他のスポーツと違って、下手だって馬鹿にされたり邪魔者扱いされて、辞めさせられてのけ者にされる、なんて事がゴルフでは無いからだろう。

だって、5年もプロから教わっていて、「プレーを速く、ボールに触らない、ルールを勉強する」という事はちゃんと出来るようになってるんだから。
...それにしても、どうしてみんなはドライバーもアイアンも、アプローチもバンカーも、おまけにパットまでちゃんと出来るんだろう。
自分はそのうちの一つしか、一度に出来ないっていうのに...

問題は天気だ

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この前のホワイトバーチでのラウンドでは、ティーショットはほぼ満足の行くものだった。
それほど練習もしてなかった割には、それなりの球が打てていた。

しかし、ラウンド二日前にやった今年2度目の練習が、たった100球であんなに筋肉痛を呼ぶものとは思ってなかった(甘かった)。
...少し忙しいのが続いていたので、ほぼ2週間机の前...座りっぱなしの同じ姿勢でパソコンに向かって仕事をしていたために、腰が張っていたのは自覚してはいたんだけれど。
ラウンド当日に、練習場で腰の屈伸などをやっている時に、伸ばすのにも曲げるのにも腰の筋肉が悲鳴を上げていたのには参った。
ウェッジで普通のアドレスをとるのに、気合いを入れて腰に力を入れていないと同じ姿勢が維持できないくらいに腰にきていた。

で、反省して(いつもの事だけど)、あれからなるべく散歩に歩いたり、中国製バチモンヘビーウェイトマウンテンバイクで、田舎道を走るように心がけている。
ただし、花粉が怖いのでサングラスにマスクに...寒さ対策に毛糸の帽子に厚着に手袋に...いかにも怪しげなおっさんスタイルは、コンビニのウィンドウに映る姿を見て自分で吹き出してしまうほど。

今は腰の筋肉痛もほぼなくなり、天気予報を見ながら2月中にもう一回...こんどは18ホール新ペリアのオープンコンペ出場を狙っている(もちろん、グルメ賞品の)。

ドライバー2本体制と4wは変えない(4Wはこの前、ロングホール残り230ヤードを2オンして1ピンについた...もちろんイーグルならずだったけど)。
アイアンは13度くらいになるなら、S300のトップフライトプロ、10くらいなら黒トップで行くつもり。
ウェッジはやはりトップフライトプロのサンドでは飛びすぎるので、53と58がいいだろう。

参加する予定が決まるまでは、ジープで安く買ったタイトリストのV1Xに、せっせと漫画を描いて...