2024年全米オープン...でしゃんぽう~ | 「ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み・・・」大叩き男(イラストレーター渡辺隆司)のブログ

2024年全米オープン...でしゃんぽう~



「春のはじめ」のマスターズが終わると、次は「夏の終わり」の全英オープンくらいしか興味が無い、俺にとっての世界のプロゴルフ。
以前はテレビ中継がある時には、ちゃんと放送時間に合わせて起きてその経過をワクワクしながら見ていたのに...
月日が流れて、俺のゴルフへの興味は俺自身の球打ち遊び以外にはほとんど無くなってしまった。

で、全米オープンの今年の優勝は、ブライソン・デシャンポー。
マッドサイエンチストと呼ばれたりもする、ゴルフの科学を自分なりに探求している「変人」プロゴルファー。
俺は彼のゴルフ理論は正しいと思っている...その長所も弱点も理解出来る。
ただし、その理論は一般受けしない、あるいは今後一般的にならないということも理解出来る。
...まあ、見てる分には楽しいゴルフだと思うけど。

それでもやっぱり、俺にとっては金に転んでLIVに移った時点で更にどーでも良い存在となってしまった
今の俺にとっては「見るゴルフ」なんてのに高い金を払う価値は無い。
ゴルフという球打ち遊びは、プロのスーパーショットに感動するより自分のミスショットに一喜一憂する方が遥かに面白い、と言うのが40年以上となった俺のゴルフ史での結論。

だから、今回も今日まで全く放送を見なかったが、デシャンポーが優勝したと知って、思う事が一つだけあったのでここに書く。


デシャンポーという男の俺の一番好きな点は、ミスショットした時に非常に悲しそうな顔をする事。

俺は現代クラブでゴルフをやる時にいつも、「ミスした後には必ず怒る」...これが俺自身のゴルフで一番嫌いな事。
下手なんだからゴルフをプレーすりゃミスするのは当たり前なのに...自分に怒る・道具に怒る・周りの人のせいだと怒る・天気や仕事や体調や、言い訳の材料になるものすべてに怒る。
で、本当に醜いと自分を思う。
それが我慢出来ずに、どうしてもやっちまう...そして自己嫌悪に陥る。
(それをなんとかしようと始めたのが、俺にとってのヒッコリーゴルフだった。)

と、話は戻るが、プロでも実にたくさんの人がミスすると不愉快な怒り顔になる。
周りの観客にまで「お前のせいだ!」って顔で不愉快そうな態度を晒すプロもいたし、道具に当たったりキャディーに当たったり、あるいはコースに当たったり...みっともないったらない。
...そんなプロの姿なんてわざわざ見たくもない。
ところがこのデシャンポーは、失敗すると実に悲しそうな顔をする。
まるで泣き出しそうだ。
...ちょっとノーカンなところもあるとは聞いたが、「こいつが勝つんなら、まあいいや」なんて思わせる魅力はある。

まあ、その程度にしか全米オープンに関心が無かったのは、ちょっと寂しい気もする。