やれる!やれた! の18ホール | 「ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み・・・」大叩き男(イラストレーター渡辺隆司)のブログ

やれる!やれた! の18ホール



天気は朝から雲ひとつない快晴だった。
天気予報は最高気温24度くらいと言っていたけど紫外線は多いとかで、朝5時半に起きて入念に日焼け止めを塗り暑さ対策を考えた服に着替えした。

道の駅に10時前に着き、車内でささやかな宴会後、奥さんは眠剤を通常より多めに飲んで10時過ぎに上のベッドに入利、即爆睡。
俺は本を読みながら11時半頃に下の布団の中に,,,久しぶりのこうした時間が、俺は本当に好きだ。
道の駅までの運転も全く不安は無く、体調も不思議なほど安定している。

本音では、この日のラウンドで体調に何か不安材料が出たら、俺のゴルフはそれで終了という覚悟をしていた。
70過ぎまでラウンド出来たんだから、十分ゴルファーとしての楽しみを全うしたと言えるだろ...感謝こそすれ悔いなんぞあるわけが無い、

この日の天気はまさに「5月の気持ちの良い日」そのものだった。
日差しはかなり強いものの、風がヒンヤリとして汗が出ない。
日陰に入ると、うちの奥さんは「寒い、寒い」と上着を着る始末。

ヒッコリークラブを壊すのが嫌で、競技をしていた頃のクラブを引っ張り出して遊んだわけだが...驚いたのはその飛距離。
悲しいくらいに飛ばない...ヒッコリークラブが柔らかい木のシャフトでのスイングであるのに対して、競技で使っていたクラブはスチールのSシャフトかXシャフト!
力を抜いてもソコソコくらいは飛ぶだろうと予想していたのが、アイアンなら2番手大きくしても届かない!
ドライバーも、ほとんど200yくらいなもんだろう。
ただ、これは練習場での「ハーフショットより少し強く」くらいの感覚で振ったもので、それではクラブの性能が出ないんだろうと感じさせた。
それでも「体を痛める振りすぎ」を避けて、アドレスをオープンスタンスにしたりクローズドにしたり、スタンスを広くしたり狭くしたり、グリップをよりフックにしたりウィークにしたり...1球ごとにアーダのコーダのやってみたけど、ナイスショットはついに1球もなかった(笑)。

しかし、ミスショットなりにグリーン近くにはボールが行っていたのに、スコアにならなかったのは「アプローチとパッティングが最低」だった為。
スタートホールでは3打目残り10yの距離から、3打目・4打目・5打目・6打目とSWでザックリを繰り返し、2パットでいきなりのダブルパーの8!
そのあと3番パー3でもザックリプラス3パットでダブルパーの6、5番でも3ザックリの1トップでダブルパーの8!
飛ばない当たらないなりにセカンドではグリーン周りに行くのに、(全く練習してなかった)アプローチが全然寄らずにボギーを続け、9番だけがパーオンしてのパー。
で、スコアは51(笑),,,まったく何が「80台を狙う」だよ(爆)。

午後も似たようなもんだけど、今度はそこそこ飛ばそうとしてつい振りすぎ...OBが複数加わっての52...ラウンド中1回もSWのアプローチは成功せず、ドライバーも気持ちよくは飛ばなかった。

しかし、しかしその代わり、途中「1回も」体調が悪いということが無かった。
歩いて坂を登ったり降りたりしても、ちょっと急いで早足になっても全く息は切れなかった!
「そうか、俺はまだラウンドすることができるんだ1」というのが嬉しい。
本音では「これが最後のラウンドかもな」、なんて思っていたのに。

昔のクラブを使ったのも、「壊れるかも」という理由の他に「飛ばなくて沢山打てば、疲れてラウンド続けられなくなるかも」ということが大きかった。
しかし、こんな天気にこんな体調で回れるなら、本音は「ああ、ヒッコリークラブに糸巻きボールでやりたかった」なんて後悔していた。

改めてやってみて思ったのは、昔使っていたクラブは「ミスを責めるクラブ」だってこと。
ミスすれば「こんなハズは1」とか「クソ!何やってんだ!」とか「XXが悪いからこうなるんだ!」と怒りまくるようになる。
対して、ヒッコリークラブを使ってミスした時には「そうだよなあ、そうなるんだ」とか「しょうがない、こんなもんだろ」とか「ミスだって楽しみのうちさ」なんて気持ちになる。
(...あくまで俺個人の感じ方・考え方、だけどね。)


というわけで、スコアは103回、今の実力はこんなもの、言い訳ナシ(笑)。


てな訳で....「ヨカッタ、俺はまだゴルフが出来るんだ。」
人生最後のゴルフはこの日じゃなかった!


ああ、次の予定を探す、探せることは幸せな事だ...どこかの何かに本当に感謝します。
アリガトウゴザイマス。