「親子・教師の心を癒しあたためる
心の土台をつくる勇気づけの子育て」
をお伝えしている太田修平です。(プロフィールはこちらから)
今話題の、22歳でCoCo壱社長に抜擢されるほどの女の子を育てたお母さんが「伝えたこと」とは?
昨日の続きです。
アルバイトからCoCo壱の社長に選ばれた、
諸沢莉乃さんのお話です。
なぜ社長にまで抜擢されるのか?
そんな子育てって、
どんな感じ?
そのお母さんが伝えていたことは、
【人の役に立つことを喜びとする気持ち】
(アドラー心理学では貢献感と言います)
莉乃さんのお母さんは、普段は介護職だったそうです。
ある日に道を歩いていると、
急にお母さんが走り出した。
莉乃さんが、「どうしたのかな?」と思っていると
お母さんは、
「大丈夫ですか、階段の上までお持ちしましょう」と
高齢者女性に声を掛けて女性を助けたという。
かっこいいなと感動した莉乃さんは、
その数日後、早速母のまねをして、
同じマンションの高齢者の方の荷物を持ち、
女性を部屋まで送ったそうです。
そうしたら、その女性はお礼にと
お家まで赤飯を持ってきてくれたのです。
そのやりとりを見ていた母は、
「よかったね。きっと、すごく嬉しかったんだと思うよ」と、
我が事のように喜んでくれたそうです!
【人の役に立つことを喜びとする気持ち】
(=貢献感)
がすっごく育っていますよね。
きっと、アルバイトをしていた時も、
CoCo壱での接客のプロの称号「スター」を
獲得するくらいですから、
人が喜ぶような素敵な接客を
していたのではないでしょうか?
(自分を犠牲にせずに、)
人を喜ばせ、幸せにすること自体が嬉しい子って
どんな場所に行っても、大切にされそうじゃないですか?
CoCo壱の西牧会長も、
「この子はまっすぐで、素直で、前向きで、やっぱり一生懸命なんだなぁって。彼女ならきっと自分より従業員を幸せにしてくれる。」と思って、
彼女に社長を継いでくれることを打診したそうです。
僕は小学校の先生だった時、
子どもたちの貢献感を育てることを
大事にしていました。
学び合いの授業をするとき、
こう伝えていました。
「勉強ができること自体が大事なんじゃなくて、
それをどう使うのかが大事なんだよ。
ノーベル賞って知ってる?
鉱山の採掘を楽にするために作ったダイナマイトが、
戦争に使われたしまった。
そのことを悲しんだノーベルが、
人のために役立つことをした人に
与える賞を作ったんだよ。
勉強ができたら、何に使うかが大事。
友達と一緒に優しく勉強したら、
友達も嬉しいじゃない?
勉強ができることを、
自慢するんじゃなくて、
周りの笑顔のために使ってみない?」
貢献感が育った子どもたちは、
周りの子の成長を応援します。
どんなに成績が低くても、
バカにしません。
子どもの方が、先生(僕)より
根気強く優しく教えている場面は、
いっぱいありました。
【人の役に立つことを喜びとする気持ち】
(=貢献感)を育てることが、
教育の大事なポイントの1つだと、
僕は思います。
と言っても、難しいことではなく、
シンプルに、子どもに対して
「ありがとう」をたくさん言えると、
注目したことが増えていくので、
子どもの貢献感は育ちます!!
ぜひ、試してみてくださいね!!
全国の大人と子どもの心が勇気づけられ、
よりあたたかくつながれるよう、
心を込めて、お伝えしていきます!!
よろしくお願いいたします。