敵もさる(猿)もの 引っ掻くもの | 子育てサロン

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笑みです。

夏休みに山梨のおばさんの家に行ってきました。

おばさんの家は、山のちょっと上あたりで
甲府盆地の猛烈な暑さも少しは楽?かも…
朝晩は涼しくて、寒がりの私は寒いくらいでした。


そこで聞いた農家の苦労話ですが

この頃山から色々な動物(鹿に、猪に、猿に、狸に…)
が降りてきて、畑の作物を荒らすそうです。

柵を立ててみたり、袋をかけてみたり
色々な対策をたててみるものの、さすがに猿は賢くて
様々な手をくぐりぬけて食い荒らすのだそうです。

しかも全部食べるならまだしも、一口かじって投げ捨て
また違う実をかじっては投げ捨て
しまいには、木をゆすって実を全部落とすといういたずらまでするとか

50匹位の群れで来るため、人間なんかこわがるどころか
女性や子どもはバカにして襲ってきたり
犬だってシッポをまいて小屋に逃げ込んでしまうほど!

人がいるそばで、畑の大根を抜いて食べてたり
10m位近くまで平気で近づいてくるそうです。


猟友会の人に頼むと、その日は全く出てこない!
(野生のカン?でわかるのでしょうか…)

どの家も、結構被害にあって困ってる という話しでした。


「本物の猿、そばで見てみたいわねぇ」なんて私達はノンキに
言いましたけど、農家の人達にとっては、死活問題ですよね。


でも、そんな話をたくさん聞いた後、最終的には
「動物が出てくるようになったのは、山に上に食料がなくなったから
なんだよね。猿は何でも食べる とか言うけれど
人間の方が本当に何でも食べちゃうし
素手でかなわなければ武器は持ってるし
結局一番ひどいのは人間なのかもね」
という話になりました。


私達人間が動物達のテリトリーを荒らしたために
困った動物達が人間のテリトリーに出てきて荒らし
今度は私達人間が困らされる。

被害にあったことばかり主張しがちですが
結局の所、被害を与える側でもあったわけです。

人間だって、他の動物達と共に、自然の調和の中で生きているはず。
その調和を大きく乱すようなことは、本当に良くないってこと
しっかりと心しなくては…

人間が一番なんだ なんて驕った気持ちでいると
いつか大きなしっぺ返しがくると思います。


自然の調和の中で生きている一員として
他の動物や植物達と共存していくには… ということを
考えさせられた夏休みでした。