1873年(明治6年)規制で、郵便料金の先払いや不足に対しては、配達員にてその倍額の切手を朱(赤)で消して貼付し、受取人に相当額を支払わせることが定められました。

 

ここで、「先払」とは、先方(受取人)が支払うという意味です。消しは朱(赤)であればよかったようです。1879年(明治12年)3月に郵便局長達にて、「先拂又ハ不足」印の使用が定められました。

 

その後1882年(明治15年)5月12日に差立局の証示印として、方形枠線内に「未納」や「不足」と表記された未納印と不足印が支給されたようです。当初は朱(赤)だったらしいですが、明治16年から黒印になりました。