太枠の円、または楕円の中に、カタカナ記号と番号を記した抹消印です。カタカナ記号は国ごとに振られ、番号は局ごとに振られました。記号入番号印は、略して記番印よ呼ばれるそうです。証示印には、二重丸型日付印KG型が主に用いられましたが、他形式の二重丸型日付印や不統一印も用いられました。

 

使用時期は1874年(明治7年)12月から使用されました。使用終了時期は、およそ1876~79年(明治9~12年)です。例外もあるようです。

 

直径22~23mm程度の太枠の円の中に、カタカナ記号と漢字番号が記されています。カタカナ記号は国ごとに振られた記号で、「イ」は武蔵国、「ロ」は上総国と順に振られ、44番目の「ス」は因幡国になります。その後は、カタカナ2文字の記号が振られ「イロ」は伯耆国など最終的には77か国までが振られています。

 

これは、旧小判2銭切手に、記号はわかりませんが、第一号と記されています。