【鉄道郵便印】U小判2銭 東京神戸間 明治28年3月2日 下り三便
鉄道郵便印には、運行方向(上り/下り)と、その日の便の番号(何便)が必ず記載される。✦ 基本構造 上り(上):東京方面へ向かう列車 下り(下):東京から地方へ向かう列車 便番号(一便・二便・三便…):同一路線で1日に複数の郵便列車がある場合の区別したがって、下り三便は「東京 → 神戸方面へ向かう下り列車のうち、その日の第3便」という意味になる。二便以上ある場合は「下一」「下二」「下三」…と標記される。「東京神戸間 下り三便」印が示す運行実態東京〜神戸間は、戦前から戦後にかけて日本の鉄道郵便の大動脈であった。✦ この印が意味すること 東京発 → 神戸行きの鉄道郵便取扱便 その日の3番目の下り便 郵便車内で区分作業を行う「取扱便」である可能性が高い (便番号が付くのは取扱便・護送便で、締切便は別扱い)✦ 日付の読み方通信日付印は、 始発駅を出発した日付を用いる 途中で日付が変わっても、乗務員交代後も同じ日付を使う という運用であった。なぜ「三便」まであったのか 東京〜神戸間は郵便量が非常に多く、 夜行便 昼行便 小包専用便 など複数の郵便列車が設定されていた。