親の愛 87歳女性

先日、物置から古い日記がが11冊出てきたので読み返してみた。

高校2年で入院した時に親が見舞いに来てくれたという記憶はなかったが、「父がラジオを持ってきて見舞いに来た。母はわざわざデパートでサンドイッチを買ってきてくれた」などとあった。

親のありがたさに泣けてしまった。

読み返してよかった。

日記は貴重な歴史になる。

メモ程度でも毎日書き続けるころが大切だと改めて身にしみた。

 

3年日記帳なるもの…(5年物もある)7冊になる…

メモ程度だが…アポ、事故、・・・多くのことが記載されているので(笑)

母の日記ノート…(僕の事、きょうだいの事、旅行の事・・・)記載されていた。

令和元年の八月に…きょうだいで読み返し涙したのが昨日のようだ‼

 

指宿から竹島(宮崎の友から)

 

息子の背 72歳女性

母の日、次男が私と夫をパスタとピザの専門店に連れて行ってくれた。

80分の時間制限がある人気店だけにおいしかった。

しかし、残り10分で食事は終えたものの、持ち帰り用のピザがあと20分かかると言われてしまつた。

私は店の都合で遅れるのだから制限の80分を過ぎて席に座って待っていてもいいと思った。

ところが次男は席を離れ、会計を済ませようとした。

「ちょっとした配慮だよ。回転率を上げた方が店は助かるでしょ」と言うのだ。

営業マンらしく相手を気遣う発言に、自分の事しか考えていなかった自分が少し恥ずかしくなった。

ピザを受けとった後の帰り道。

民家の前に倒れていた植木鉢を、誰に言われることなく、さりげなく起こす次男の背中は、ちょっぴり大きく見えた。

立派になってくれたと誇らしく思う。

親の背中を見て子どもは育つというが、次男の背中を見て親が勉強させてもらう嬉しい母の日になった。

 

いい息子さんですね…母親としても自慢の息子になるでしょう…

まだまだ…これからの親子だから元気に暮らしてほしい。