気になったこと
伝統文化やマナー無視横行  
あいさつされても答礼なし。
横断歩道で歩行者が待っていても、車は平然と通過する。
表札は掲げず、新聞は読まない。
伝統や文化に加えてマナーも無視する風潮が、昭和時代以上に強くなったと感じる30年間だった。
そして、人は国旗掲揚に注目せずにひたすら雑談し、祝日に国旗を掲げる家庭は極めて少なくなった。
祝日に国旗掲揚を励行していたら、なんと変人のうわさを流布されてしまった。
これらの思考、所作が各種の選挙の投票率低下を招いたのではないか。
いつの時代も年配者は若者を憂うものだし、喜ぶべきこともあったが、マイナスイメージを払拭できない平成時代だった。

 

桜島

 

トランプ政権下の時代
日本の対米従属の異様さは、 「アメリカは日本を愛している」という虚構
『永続敗戦論―戦後日本の核心』からつながる流れとして、いよいよ、日本とアメリカとの関係も変化する時期にきたのだと。

終わりが見えていながら、延々と引き延ばされている状況。
対米従属論に関しては非常に複雑で、言ってみればアメリカに全く従属していない国というのは世界でも少ない。
日本独自のねじれた対米従属のあり方を問題にされていると思うのだけれども。
トランプ政権の誕生で、また急激に予見が変化。
トランプの介入によって朝鮮半島情勢の問題が解決すれば、地政学の見地から言っても、必然的に米中対立が本格化する。

日本の対米従属の異様さは、「アメリカは日本を愛してくれているのだ」という虚構に基づいている点にあると考えられる。
しかしトランプ大統領は「愛しているフリ」のゲームを続ける気がない。
いよいよ対米関係を相対化しないわけにはいかない状況になってきた。
その動きを背景に、北方領土問題も動き出す気配がある。
現政権の間に歯舞群島、色丹島の返還でケリをつける可能性がある。
正確には2島+アルファ(国後島と択捉島はロシアの法律に服すものの、日本人はパスポートなし、関税免除してもらうなど特別に優遇する法を作る案)の形で。

自分で考えなければ 生き残れない時代
ここまで対米従属している政権にそれができるのか、半信半疑でもある。
というのもこれまでの4島一括返還という要求は、歴史的経緯からしても無理筋でした。
要するに解決する気がなかった。

当時の反共体制においてはそうでしょう。
アメリカが小笠原と沖縄に施政権を行使している状態で歯舞群島と色丹島を引き渡されたら、日本国民にとってはアメリカよりソ連のほうがいい国だってことになりますからね。
それは「愛しているフリ」としては都合が悪かった。

しかし現在、トランプ政権は北朝鮮との関係改善に動いている。朝鮮半島情勢の問題が解決すれば、韓国・北朝鮮・中国も地続きとなり、提携が強まる。明らかに北東アジアのバランスが崩れるから、カウンターボーナスとしてロシアが出てきているわけです。
トランプの登場で冷戦構造が壊れ始め、一昔前の言葉を使うなら「帝国主義」的な再編が起きていると言える。

少なくとも外交上では、日本の存在感はほぼありえない。
日本人は能力があるはずなのに、こんな情けない状態になっているのは、それこそ『国体論』で論じたような、「国体教育」の賜物だと思う。

かつて天皇を頂点とした国家として行われていた国体教育は、現在も、トップをアメリカにすげ替えた形で我々を支配している。
今後この日本で生き残るためには、まず自分たちに無意識のうちに根づいてしまっている奴隷根性を恥ずべきものと思わないと。

代議制民主主義の社会モデルとしては、国民一人ひとりが外交や政治について考えなきゃいけない社会は本来よろしくない。
自分たちの中で代表者を決めたら、政は彼ら彼女らに任せ、一般市民は個々の経済や文化で自己の可能性を形にしつつ納税し、家庭を持ち、子どもを育て……という、マルクスの言うところの再生産を行えばいい。
 しかし今、その再生産の仕組みが成り立たなくなっている。
さらに、指導者となるべきエリート層の思考力が著しく低下している。
このような状況下で何も考えずにいると、気づいたときには自分の望まない環境にいる可能性が高くなる。

そんな米国トランプ政権が再来するかも・・・‼︎

 

福寿草見つけた

 

株価
日経平均株価を格段に上昇させたのは佐藤栄作氏(いざなぎ景気)
これに次ぐのは中曽根康弘氏(バブル景気)
右肩上がりの株式市場が長期政権の支えになった。
小渕恵三氏は、野菜直売所でカブを両手に掲げ「株上がれ〜」と念じた。
岸田首相は、就任日に比べて株価は1.4倍になり、まずまずの成績だが、支持率のアップに結びついていない。
昭和時代、「明日は今日よりも良くなる」と信じていた。
令和の今はバブル期を超える株高…、日本経済の明るい未来を想像しにくい。
物価高、年金・介護の心配、人口減、国力の衰退・・
相場がわいても、日々の暮らしの豊かさが増すわけではない。
いつ、多くの国民が景気の回復を実感できるのか。

政権の周り(スタッフ)に使命感、大和魂…なし。
株価は、投資家・金持のゲーム…実態が見受けられない。
我々は、いただいた給料で日々楽しんで暮らす…それでいいと思う。

 

送別会 美味しかった鍋