今伝える 67歳女性
本棚から出てきた古い回想録のコピーに見覚えがある。
母は兄2人と35年ほど前、レイテ島へ慰霊の旅に参加したことがある。
福岡にいた母たち8人きょうだいの長男は東京の大学を出て、神戸で耳鼻科医院を開業していたが、軍医として赴き戦死した。
遺骨も戻らなかった。
母を含めた3人姉妹は兄の遺骨を求めて旅立った。
遺骨は見つからなかったが…病院跡地で慰霊祭を行うと突然、赤とんぼの群れが大きな渦を作った。
夜中には長姉が部屋で人の気配を感じ、同じ時刻に別の部屋にいた母ともう一人の姉はノックの音を聞いた
翌朝「お兄さんが待っていてくれた」と確信した。
という内容が書かれていた。

今、私のほおを涙が伝う。
あの頃の私は3人の子どもに必死で、涙を流した記憶がない。
でも今なら言える。
絶対に戦争を起こしてはならない。
この貴重な記録を子供たちに届けよう。
子育て中の娘たちや自分の生活に必死な息子には、今は何も伝わらないかもしれない。
それでも、あの戦争が生み出した悲しみを次の世代につたえることが私にできること。
文章のコピーを3部用意して、それぞれに送ることにした。



千葉修司「言葉相」から
感謝体質となって強運となる
「人生の98%は運である」と何度もお話をさせて頂いているが、具体的にどうすればよいのか。
実は「運」は「感謝」の量に比例して「強く」なる。

人間は、二つのタイプに分かれる。
一つは「不満思考タイプ」。
もう一つは「感謝思考タイプ」だ。
感謝の反対語は「当たり前」である。
実は運の悪い人間たちはすべてにおいて「当たり前」という感覚が強い。
そして「不満思考」となる。
仕事があって当たり前。
給料を頂いて当たり前。
家に帰ると夕食があって当たり前。

実は「不満思考タイプ」人間は、世の中に「当たり前」ということは、実は「何一つない」ということを知っていないのだ。
この世の中には「当たり前」というものは「何一つない」ということを心から実感できるようにするノウハウがある。
それは就寝前の祈りなのだ。
その就寝前に布団の中でこのような言葉相を吐いてほしい。

裸でない。
雨風をしのげた。
飢えていない。
仕事もあった。
家族全員無事だった。
きれいな水が飲めた。
太陽の下を堂々と歩けた。
ありがとうございます。

今あげたことに対して、中には当たり前だろうと思う人がいるはずだ。
しかし、これは当たり前のことではない。
私が沖縄のひめゆり平和祈念資料館にお邪魔した時、資料館の最後・・私は衝撃的な言葉と出合った。
お母さん・・お母さん・・
第二次世界対戦の末期、沖縄では地上戦が始まり、たくさの若き兵士や民間人と共に10代の少女たちが亡くなった。
彼女たちは暗い壕に身を隠していた。
壕を出れば吹っ飛ばされるため、壕を出ることができなかった。
壕の中で彼女たちが飲む水は負傷した兵士の血液や糞尿が混じった水だった。
そして多くの少女たちは愛する家族との再会を果たすことができなかったのだ。

どうだろう、あなたは太陽の下を歩いても砲弾に木端微塵にされることはない。
きれいな水をお腹いっぱい飲めるだろう。
そして家族と楽しい夕食もとっているはずだ。
実はそのようなことが「当たり前」となった時、あなたの「運」は弱くなっていく。
当たり前どころか「不平不満」となれば、あなたは完璧に「凶運」となるのだ。
寝る前、自分の幸運を祈ってほしい。
そして感謝の念を持ってほしい。
あなたの運は必ず強くなる。

太陽の下で・・大手を振って・・歩きたい・・水が飲みたい、水、水・・
裸でない。
雨風をしのげた。
飢えていない。
仕事もあった。
家族全員無事だった。
きれいな水が飲めた。
太陽の下を堂々と歩けた。ら
ありがとうございます。

と述べています…納得です。

宿命を背負い生まれてきて、運命に従い生きて行きます。
でも、運命は自分で切り開いていけます。
前を向いてほしい。
「このクソガキ」自分が通ってきた道 … 
「このクソババ」自分がいく道…
こう思えば腹も立たないはず。