皆様、こんにちは

 

秋分の日、如何お過ごしでしょうか

 

アラン・コーエン認定

ホリスティックライフいコーチ

桜水現実(オースイうつつ)です

 

 

先日公開されたばかりの

「ミステリと言う勿れ」を

観に行ってきました

 

テレビシリーズの時から好きで

原作は読んだことはありませんが

 

主人公の

久能整(くのうととのう)君の

長セリフに

 

いつもほろっと来たり

考えさせられます

 

テレビシリーズの方では

 

いじめられっ子が

何故逃げなくてはいけないのか

(転校とか)

という疑問がありました

 

癒しが必要なのはむしろ

いじめられている方より

いじめている方なのに、、、と

 

あいついじめてるよ

なんとかしてやってくれよ

 

先生にそう言って

いじめている子に

カウンセリングを受けさせたり

そんな世界になるといいのに、と

 

本当にもっともです

 

人の行為には愛を表現する行為と

愛を欲する行為(恐れからの)があると

「奇跡のコース」にはありますが

 

いじめっこの例は

 

自分が強いと思いたい

自分は人より劣っていると

思いたくない

 

そんな恐れからの

愛を欲している行為だと

 

そう言われると本当に納得します

 

 

映画のなかでも

感動するセリフがたくさんあるのですが

 

ほろっとした気持ちになったのは

 

犯人に向かって

 

______________

 

それもきっと

努力ではあったとは思いますが、

_______________

 

というシーンです

 

決して犯罪を肯定するわけではない

 

でも犯人たちも

犯人たちなりに

必死だったのだという

 

高いところから人を見つめる

その一言に

慈悲、思いやり・・・

何とも言えない優しさ?

温かさを感じました

 

 

犯罪というわけではなく

そこまではいかなくても


人生を振り返ると

 

あー、もっとこうしておけばよかった

もっとできていたかもしれない

 

あそこであーしようと思ったのに

なんでできなかったんだろう

 

 

そんな心の声を出したくなるような

「罪」を感じていることは

 

探せば探すだけ見つかります

 

でも

 

そういう「振り返り」をするとき

 

必ず忘れてちゃっている

一つの事実があると思います

 

__________

 

その時はそれが

精一杯だった

その時はそれで

ベストを尽くした

___________

 

コーチングでそう問いかけると

抵抗する方も時々いらっしゃいます

 

いえ!できたはずなんです

でもどうしても

決断できなかった

 

いえ!私がもっと

注意深く考えていれば

気が付いたことなんです

 

いえ!

私が怠けていたからです

 

 

などなど

 

でも私はやっぱり

 

あー「ベストを尽くしたんだな」と

思います

 

今、振り返って

 

「もうひと頑張り」が効かなかった

そう感じていたとしても

「気が付かなかった」

そう感じていたとしても

 

その瞬間瞬間は

それも含めて

 

その時の「精一杯」だったと

 

またまたあとからそうやって

正当化してーと

言われるかもしれませんが

 

結果が分かってしまった後に

ごちゃごちゃ言うのは

その瞬間にベストを尽くすことに比べたら

 

本当にとっても簡単なことで

 

それは

 

当事者ではない

他人がごちゃごちゃ言うのと

同じぐらいのことだと思います

 

過去の当事者である自分に

現在(今)の自分が他人として

文句や難癖を言っているのと

 

ほぼ同じだと思います

 

 

だから

 

あの時はあれで精一杯だった

 

あれもきっと

努力だったのだと

 

 

むしろ

過去の自分に

今の「他人」である自分が

称賛を送ってあげれば

 

今の自分は

 

もっとやる気が出るでしょう

 

主人公の久能整くんは

 

いろんなことを

たくさん見ていて

たくさん考えて

たくさん想像しています

 

友だちも恋人も居ません

部屋に尋ねてくる人なんか居ません

天然パーマでカレーが大好きな

ただの大学生

 

そんな風に自分のことを言うけれど

 

彼の心の領域は

本当に本当に広くて

 

ある意味

 

豊かな感性を通して

 

大いなる自由を手にしている

 

 

そう感じさせてくれる一作です

 

夏から秋へ切り替わる

この時期に

 

心のスイッチを

ちょっとカチッと

言わせてくれるかもしれません

 

 

U22