人生とはつらいものだと

前提を置いていたからか

 

 

次から次へと

つらいい出来事がやってくる

 

 

昔はそんな感じで

 

 

つらいことをクリアしていくことが

人生の課題とか試練だと

思い込んでいた

 

 

つらいできごとのなかに

「ギフト」があるなんて

 

そんな視線で見ることが

まったくできなかった

 

 

つらいことはつらいんだから

 

 

だけど

 

ある時振り返ってみて

 

あ!と気が付いたことがある

 

 

あのことがなかったら

たぶん私はここに居なかった

 

あの人にも会えなかった

 

 

今当然のように日常にある

心をキラっとさせるような

 

 

人やできごとにも

 

きっと気が付けなかった

 

あたりまえの輝きに

あたりまえを

守ってくれているものたちに

 

少しも気づかなかったに違いない

 

 

それでもつらいことはつらい

 

絶対的につらいことはつらい

 

 

だからこそ

 

そのなかのギフトを見つけるには

 

 

自分としっかりと

一緒に悲しんであげて

泣いてあげるほうがいい

 

自分という小さな子が

泣き止んでくれるように

 

しっかりと向かい合って

一緒に悲しんであげるのだ

 

 

その子を受け入れてあげるのだ

 

 

そうしたらきっと

 

 

しっかり泣いた後に

 

心のいちばん奥の

やわらかいところから

 

ゆっくりと

立ち上がってくるものが

必ずあると思う

 

 

長い年月がかかっても

 

ゆっくりと

静かに

気負いなく、力みなく

 

立ち上がってくる

 

太陽に向かって

新芽が出るみたいに

 

すごく自然で

それでも強い生命をもって

 

 

その瞬間がやってくると思う

 

 

それが「ある」と信じていれば

それは立ち上がってくる

 

 

「ある」と信じ切れていなくても

 

信じようとさえしてれば

 

愛や救いという名前を借りて

やってくる

 

 

いつの間にか

立ち上がっていたな

 

 

そう気づいた時は

今までないだろうか

 

そして

 

人生って案外すてきなんだな

 

そう思えたことが

今まで何度かはあるだろう

 

 

そうやっていたら

 

人生はつらいもの

 

その前提が

いつの間にか変わって

 

人生って素敵かもしれないな

 

 

横目で見ながら

そんな風に思えるようになってきた

 

 

それを続けていたら

 

 

いつの間にか

 

人生は素敵なもの

 

前提が変わっていた

 

 

悲観性がいつの間にか

溶けていた

 

 

そして

 

涙も

 

感謝とか幸せな時にも

多く流せるようになったと思う

 

 

それでも

人生の中にはもちろん

 

いろいろな出来事がある

 

 

でも

 

 

それが連れてきたいろんな人たち

それから生まれたいろんな思い

 

それがすべて溶け合って

 

今の私がいるから

 

 

私はやっぱり人生って

すばらしいと思う

 

 

もし今

そんな風に思えないなら

 

まずは

 

あなたの内側に

 

ゆっくりとでも

静かに

 

「立ち上がってくるもの」

 

 

それが「ある」と

信じてほしい

 

 

私たちは

そんな風にできているのだと

 

 

つまりは

 

大丈夫なのだと

 

 

まずは

半信半疑でも

 

信じてみてほしい

 

 

 

U22