出たカードは「Beginning」始まり
始まりと言うと
この絵からもわかるように
一つのサイクルが終わって
また一つのサイクルが始まる
そんな感じを受けます
「終わり」を感じないと
「始まり」も感じないのかもしれません
それこそ、満月と新月の関係のようなもので
満ちて始まり
完全に欠けて始まり
この「サイクル」と言う捉え方は
私達をある意味安心させます
人間は結構怖がりですから
終わりや始まりがないと思うのは
結構恐ろしいものです
サイクルの最たるものの中に
人間の生死があると思うのですが
人は「死」があるからこそ
精一杯生きようとする
と言う言葉を聞いたことがあります
なるほどなーと思います
「死」は恐ろしいものですが
この人生が永遠に続くと考えるのも
また別の意味で恐ろしいとは思いませんか？
終わりがあるからこそ
何かを出来るだけ守りたいとも思います
守りたい対象を
終わりにさせないために
人は何かと戦ったりします
そこから愛とか勇気とか
希望とかたくさん学びます
もちろん失望や喪失も学ぶけれど
この「サイクル」はきっと
私達をむしろ冒険しやすくさせてくれている
観念かもしれません
終わりの瞬間まで
ベストを尽くそうと思わせてくれる
達成の瞬間を夢見るからこそ
始まりを希望で意識出来る
人生を大きくとらえると
誕生から死までの大きなサイクルです
そして春夏秋冬も
この時間の上での大きなサイクルです
あなたが今関わっている
プロジェクトも一つのサイクルでしょうし
友人関係も一つの大きなサイクルで
役割を終えた人は去っていくでしょう
あるいは
次の役割へと同じ人とまた
「始める」こともあるでしょう
食事の時間も勉強の時間も
一つの始まりと終わりのあるサイクルです
終わりということを恐れずに
一つのサイクルのまた始まりと
捉えることが出来れば
私達はきっともっと
気軽に冒険出来るかもしれません
明けない夜はない
そういう言い回しを聞いたことがあります
「始まり」を内包した
「終わり」がいつか来ると言う安堵感は
私達に夜を歩く勇気を与えてくれます
サイクルで物事をとらえる時
私は少し視線があがるような気がします
例えば誰か大切な人の死であっても
前にアランさんに言ってもらったように
今度は人と人ではなく
スピリット同士としての
新しい関係性がその人と生まれる
そう思うと
終わりがすっと始まりの顔に変ります
私たちは
宇宙の中の大きなサイクルに守られている
そういう考え方は出来ないでしょうか
何か辛いことが目の前に起こる時
「始まり」と言うギフトを探してみましょう
その状況の中にきっと
何か「始まり」があって
それにあなたを気付かせることが
あなたの人生の目的なのかもしれません
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