皆様、おはようございます

 

アラン・コーエン認定

ホリスティックライフコーチ

桜水現実(オースイうつつ)です

 

昔福岡で働いていたころ

マンションに住んでいて

隣からピアノの練習の音が

時々聞こえていました

 

すごく心地いい音で

しかも練習なので

つっかえつっかえが

とてもとても可愛らしいのです

 

その頃は会社帰りのサラリーマンや

大学生に向けて

英会話を教える仕事をしていたので

帰りは夜が遅く、朝起きるのも

遅かったかもしれません

 

ある時エントランスで

隣の部屋のお母さんに会ったので

何気なくこう言いました

 

ピアノ習っていらっしゃるんですね?

 

その途端に笑顔だった彼女の顔が

さっと曇りしかめっ面になり

 

「え!?ピアノの音うるさいですか?」

「いえいえ、そうではなくて

とても気持ちいい音で

朝起きたときなんかすごく癒されて」

 

そこまで言った時に

 

朝なんて弾いてません!

 

ぴしゃりと強く言われました

 

私は呆然としました

御礼をむしろ言いたかったはずなのに

いきなり怒らせてしまったのです

 

今はそれがわかります

 

彼女の中でピアノが迷惑ではないか

 

そういう根強い恐れがあったのでしょう


練習中のピアノで

曲と言うにはまだ拙いと言う思いも

あったのかもしれません

子育てにいらいらしていたのかもしれません

 

それからエントランスで会っても

彼女は笑わなくなりました

目も合わさなくなったのです

 

そしてピアノの音も

聞こえなくなりました

 

私はなんてことを

言ってしまったんだろう

 

私は自分を責めていました

そっとしておいてあげればよかった、と

 

状況が急に変わったのは

しばらくしてからです

 

久しぶりにエントランスで会った彼女は

晴れやかに笑って

 

「こんにちは」

ちょっと前のように挨拶をしてくれました

 

それからずっと

明るく何事もなかったかのように

笑いかけてくれて

私ももうピアノのことは一切言わず

なんとなく過ごしていたら

またピアノが聞こえ始めました

 

☆☆

 

ドン・ミゲル・ルイスの書いた

「四つの約束」と言う本があります

(これは私のもう一つのバイブルです)

 

幸せになるための四つの約束が

書かれているのですが

 

その二つ目にこう書かれています

 

何事も個人的に受け取らないこと

 

彼女の落ち込みやいらいらの全てを

私は訳も分からず

自分の責任として引き受けました

 

しかし本当は

彼女の人生の中できっと何かが起こっており

ピアノのことはそのきっかけに

過ぎなかったのでしょう

 

私が述べようとした感謝の気持ちさえ

分からないほどに


彼女の中では犠牲者が

育ってしまっていたのだと思います

 

今あなたの目の前に

ぎくしゃくした人間関係はありますか?

 

それは自分のせいだと思っていますか?

 

もちろん自分がその一端を

担っていることもあるでしょうし

 

その人はあなたのせいよと

言うかもしれん

 

しかしそれでも

全てはあなたのせいではない

 

それが真実だと思います

 

すごく冷たく響くことを承知で言うと

 

あなたはその人の心の世話を

する必要はないのだと思います

 

それよりももっと大切なことは

自分の心の世話をすることだと思うのです

 

例えば謝らなくてはと心が言うのなら

それを行動に移すだけで良いし


御礼を言わなければと心が言うのなら

それをそうすればいいだけのこと

 

その先相手がどう思うかは

相手が行う「心の世話」でしょう

 

相手の心の世話をしない

 

それは冷たく響きますが

それは言い換えると

 

きっと相手は自分で自分の世話が出来る

 

そう信頼を寄せることと

同じだと思います

 

決して無関心でも無責任でもなく


あなたが出来るだけのことをやって

そして後は相手を信頼すると言うことです

 

私がもし何かをやれるだけのことを

あの時やっていたかと問いただすと

 

何が起こっても

エントランスで笑顔で挨拶を続けた

 

そのことかもしれないと今思います

 

そのことが彼女のかたくなさを

直接解いたとは全く思わないけれど

 

彼女にとってかたくなさを解いた先に

変わらない場所があると言う事実は

与えていられたかなと思います

 

「四つの約束」の四つ目の約束には

こう書かれています

 

常にベストを尽くすこと

 

これはその時なりのあなたなりの

その時に出来ることを無理せずにやること

 

それが「ベスト」だと書かれています


無理をしないこともベストなのです

 

まずは自分の心のお世話をしてあげましょう

 

それが全ての幸せに通じることを信じて

行っていれば

 

きっと通じていくのだと思います

 

 

桜水現実U22