皆様、こんにちは。
桜水現実(オースイうつつ)です。

私が生まれた日は桜が満開だったそうです

あまりに小さく生まれたので
抱きかかえるのも怖かった

亡き父がそう語っていました

そんな同じ日に生まれた友人と
偶然に知り合って
まるで力を合わせるようにして
新しい人生の局面がやってきました

私はこのお仕事において
新しい事にチャレンジすることになり

そして彼女は脱サラして
台湾茶のカフェを開いたのです


台湾茶藝館
桜樺苑(インファエン)

プレオープンには忙しく行けなかったので
先日行ってきました


いらっしゃい!

そう言って笑って迎えてくれた彼女は
もうすっかりカフェのオーナー


いろいろな種類の台湾のお茶が
本格的に楽しめます

香りを聴くところから始まるお作法

だけど彼女の人柄で
とてもカジュアルな気持ちで
楽しめます

薄く流れるジャズのフローに乗って
コポコポと淹れてくれました


棚にはたくさんの茶器と
それからいろいろな茶葉

はぁ、良い香り
はぁ、美味しい

人は本当にリラックスして
なにかを食すると必ずため息が出ます

喉を通って胃に落ちていく
お茶の味わいとは裏腹に

香りが鼻へとふわりと
舞い上がってくるのです


お茶うけのナツメと桜せんべい

こうなるとちょっと
なにかお腹に入れたくなります

私はアフタヌーンティーセットを
オーダーしました


おこあや大根もちなどのご飯のお皿と
杏仁豆腐や茶葉入りケーキなどの
デザートのお皿

2段重ねは可愛いだけでなく
全て手作りです

ふと外のテラスを見ていたら


わんちゃんも入れるんだよ

彼女が教えてくれました

とっても素敵で
ついキョロキョロしてしまいます

小物の一つ一つを見るたびに
あ、彼女らしい…と思います

それだけ彼女が好きなもの
彼女の愛がこもったお店


個室もあるそうで
ここでお茶会をするぞ!と決めました

お茶を味わいながら
ゆっくりとお話ししたいです

リラックスの大切さを
そのまま体感しながら

ここは本当に素敵なところです

彼女が言っていたこと

台湾の美味しいお茶を
ゆっくりと味わってもらいたい
本当に台湾のお茶は美味しいんだって!

目をきらきらさせながら
何度も何度も言っていました

その喜びに向かう
思いの強さの結晶です


そう言えばこの開店にあたって
不思議なことがあったそうです

お店に大きな扇があるのですが
それは彼女の亡きお父様が
どなたかに送られた扇であり

それが巡り巡って
手元に戻ってきたのだとか…

宇宙はこんな風に
私たちが不安な局面の時でも

見守り続けてくれる人の存在を
ちゃんと教えてくれます

粋な方法で


彼女と私は同い年

桜が満開の日に産声をあげました

大きくなったね、私たち(笑)




きっと私たちの父親たちは
天国から私たちを見ながら

いやぁ、いよいよ始まりましたね

などと話しているかもしれない

そう思ってお店を出ました


そう、あの日、この世の桜は満開でした

だからお店は桜がモチーフです


桜樺苑

是非是非お近くの方も
そうでない方も行ってみてください

私の大切な大切な友人が
心を込めて美味しいお茶を淹れてくれます






台湾茶藝館
桜樺苑
東京都世田谷区三軒茶屋1-5-9
Tel 03-6804-0106
営業時間: 11:00-19:00
定休日: 日月