こんにちは。
桜水現実(オースイうつつ)です☆

彼女とは、大学の時の同級生で、
特別に仲が良いわけではなかったのですが、
なんとなく関係が深いのかな、と感じています。

私は当時からグループ活動ができない人だったので、
彼女が属する仲良しグループとは全然別の場所に居ましたが、

何かと誘ってくれて、二人でご飯に行ったり、試験前に勉強したりしていました。

彼女には、ずっとご病気のお母様がいらしてて、
大学2年生の時に亡くなられたのですが、
その知らせを学校で受けたばかりの時に出くわしたことがあります。
(当時は携帯などなかったので、先生から伝えられたらしいのです)

カフェに入ったら、
佇んでる彼女の周りだけが白く光って見えて、
仲良しの子たちが、たくさん心配そうに立っていました。

その時、彼女が急に顔を上げて
私を見つけると、その群れから飛び出してきて
走ってきて、泣きながら抱きつきました。

どうしよう、お母さんが死んじゃった…

そんな風に言われたのを、覚えています。
私はぎくしゃくと抱き締めることしか、出来ませんでした。


それから、月日は流れて私たちは働き始め、大学卒業後10年ぶりぐらいに会った彼女は、苦しい恋をしていました。

飲めなかったお酒を飲めるようになり、
泣きながら、話をしていました。

私はまたぎくしゃくと、うんうんと聞くことしか出来ませんでした。

その再会後、彼女は毎夜毎夜電話をかけてくるようになりました。

それも、遅い会社帰り、時には酔っ払っており、
駅から家までの道のりを話し続けます。
他愛もない話をずっと…。

実は、私もその頃転職して新しい環境に入り、
すごく精神的にも緊張した毎日でした。

夜中の12時近くにかかってくる電話は、とても辛く、
また、相談事かと思えば、暇つぶしのような会話で、
しかも、家のドアを開けた途端に、「バイバイ」と。

まるで、便利屋じゃないかっ!

腹を立てて、とうとう、

「夜遅いのは、勘弁して。暇つぶしされてるみたいに感じる」

そう言ってしまいました。

彼女は、しばらくの沈黙の後、「ごめんなさい」と言い、それから二度と電話はかかってきませんでした。

断っておいて、私は自分が泣きたいような気持ちになりました。


次に彼女に会った時、彼女は結婚していました。

会社が近くで、よくランチを一緒にしていました。

彼女は、それなりに幸せそうでしたが、妊活を一生懸命にしていました。

私もそれなりには幸せでしたが、「何かが足りない」といつも焦っていました。

子供を作らなきゃ、、、と何度も言う彼女に、私は「作るんではなくて、授かりものだよ」と少しいらいらしながら言いました。

彼女は「このプレッシャーは、うつつちゃんにはわからないよ」と笑って、でも傷ついたように言いました。

この時も、私は泣きたいようなイラついた気持ちを抱えました。

そして、なんとなく一緒にランチをしなくなりました。


一番最近会ったのは、私がこの仕事を始めたいと思い始めた頃です。

彼女は、その時お腹に赤ちゃんを宿しており、産休に入るまでの最後のランチでした。

私が「カウンセリングみたいな資格をとって、やってみたいの」と言うと、

彼女は、こう言いました。

あー、やっぱりうつつちゃんは、そう言う道に行くんだね。
昔から思ってたけど、合ってるよね。

そして、とてもとても嬉しそうに「頑張ってね。応援するね」と言ってくれました。

その瞬間、心がコトンと音を立てました。

私は、この一言で、自分が思った以上に救われたのを感じたのです。

言われた途端に、忘れていたはずの過去の出来事が記憶を走り抜けました。

夜遅い電話も、配慮に欠けた一言も、、、

すべては、受け止めてくれていたのだと知りました。

たぶん、もうお互いが受け止め合っていたのでしょう。

その時その時、
お互いが精一杯なことは、
精一杯日々を生きていることは、
充分すぎるほど、わかっていたのかもしれません。

お互い思い合っていたとしても、
言葉はうまく伝えきれないことがよくあります。

真の思いは、素直な言葉で伝えるタイミングを選ぶ時さえあります。

他愛ない話でもしたかった彼女を退けた私は、
こうして今、「眠れる夜のお電話セッション」を始めました。

当時は受け止められなかった
本当はわかっていた彼女の思いを、
「彼女が悪い」と決めて振り返らずに進んだ人生を、

「本当はわかっていたんだ」と認めて、
正当化した自分も認めて、

許してくれた彼女と共に
私は私を許して、
いえ、たぶん許し合って、
今、この道に居ます。


彼女との関係を思う時、
私は人と人との間に、少しの希望を見ます。

今は伝わらなくても、
愛する気持ちがあれば、
いつかは伝わるし、
今もどこかに伝わっている。

そんなシンプルな、出来過ぎな、甘ちゃんな(笑)真実はあると信じます。

今居る環境は全く違うのに、
一緒の時間を、
一緒に頑張って生きているんだな、、、

彼女、息子さん、ご主人。
手を繋いで笑う年賀状を今年も見て、
私もまた笑顔になりながら、そう思いました。

なんとなく、心強さを感じながら…


うつつ



{63C1E042-5E6D-46ED-8636-C4FBCF6E86FB}