昨日の午前中、恵比寿まで映画を観に行って来ました。

前々からお友達に教えていただき、絶対観たいと思っていた映画。

「Song of the Sea」ホームページ

アイルランドに伝わる神話を元に作られたお話だそうです。

アニメってすごいですね。

絵がとても幻想的で美しく、神秘的な「歌」のメロディや歌詞と重なって、あっという間にその世界に入って行きました。


このお話のなかで、人の悩みや苦しみ、悲しみを取り除いて、瓶に入れる魔女が出てきます。

その魔女がそれを始めた動機も、悲しみと辛さからなのですが、

彼女自身も、その不安定な部分を瓶にその都度取り除きつつ、生きています。

ここで、不思議なのは、その取り除かれた者たちが、最後には「石」になってしまっていることです。

そこには、喜びや楽しさだけが残っていそうなものなのに、、、。

石になっているのです。

そこから、感じたことがあります。

悲しみ、辛さ、痛み、苦しみ、、、

そういうものは、結局、心の一部分ではなく、それがあってこその「心なのだなぁ」と。

喜びや楽しさとそれら(お話のなかで「取り除かれた」もの)は、切り離すことは出来ないのでしょう。

どちらかだけを取り除かれると、石になってしまうほどの無感情になってしまうのかもしれません。

悲しみ、辛さ、痛み、苦しみ、、、

それらはきっと喜びや楽しさと同等に「尊い」ものなのでしょう。

それらすべての要素があってこその私たちの「心」であり、

だからこそ、人生は全体を通したときに、「楽しめる」ものなのかもしれません。

この物語のように、冒険に満ちた人生。

「勇気」は「恐れ」がないと生まれません。
そして、その前の「希望」「願望」「夢」がないとそもそも「恐れ」は生まれません。

「悲しみ」は「損失」がないと生まれませんし、「損失」はその前の「大切さ」が無いと生まれません。

誰かが「人は死があるからこそ、精一杯生きていける」と言いました。

その意味が少しわかったような気がしました。

この映画は、どこか郷愁を誘う音楽と共に、長い魂の旅をさせてくれたような気がします。

登場人物一人一人は、すべて、私の心の中に居る人たちであり、

この物語は、すべての登場人物が一つに溶け合って、「私」を教えてくれるような気がします。

そこには、二極端と思える要素で成り立っている心が、
実は一つに溶け合っていたんだなぁ、と言う実感があり、しっとりとした驚きがありました。  

ちょうどいろんなことを考えていたタイミングであったのですが、

「だから私はこのままで良いのだ」と言う安堵をもらいました。

「今」の人生の冒険を、恐れながら、勇気を出しながら、力一杯していればいい。

そう、心はまるごと全てて、愛おしい私なのです。


そして、また、

悲しさとか辛さ、痛みや苦しさとか言うものも、ちゃんと最後には、喜びに溶け合っていくのだ、と言うことを、

晴れ晴れとした登場人物たちの笑顔が教えてくれます。

観る方によって、きっと何かを思い出させてくれる映画だと思います。

是非是非☆ご覧ください☆

追伸 このくらいは「ネタバレ」ではないですよね?(笑)


うつつ

こちらは劇中歌です。



こちらは、予告編です。