遠く、遠く、
果てなく遠い あなたに 想いが
いつか届くように

速く、速く、
光より速く あなたの心を
温められるように

今はもう会えない あなたにも
私の知らない人と居るあなたにも

楽しかったことが
まるで罰を受けるように
辛くなっていったあの頃

無邪気に ただ無邪気に
笑っていたかっただけなのに
いつの間にか 互いを縛り合う日々

人はなぜ自然に生きていけない

鳥や風や雲のように
泣きたいときに泣いて
笑いたいときに笑う
そんな生き方を自分に許さない

何を守り、何を抱き締め
何と共に生きて行くか
知っていたはずの始まり

何がいけなかったのか
わからないままに
気がつけば どこかに落としていた

時はもう戻ることはないけれど

あなたが今のその場所で
泣きたい自分を
ちゃんと許せていますように

あなたがその場所で
戸惑いなく
無邪気に笑っていますように

思い出のなかの私が
どんな形であれ、
はにかみながらも
あなたを励まし続けていますように

出会った理由や離れた理由は
重要でない
大切なのは今も残る
共に過ごした時のシーン

危なげな魂を見守るようにして
互いに過ごしたこと
二つの魂が一つにはなれない切なさを
抱えて過ごしたこと

遠く 遠く 今は彼方に居るあなたが
どうか幸せに健康でありますように

遠い 遠い 彼方のあなたの人生が
どうかあなたを優しく扱っていますように

速く 速く あなたの夢が叶いますように



-七夕の夜に-


うつつ

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