恋愛相談を受けました。
その友人は独身。同じくアラフォー。恋愛にすごく悩んでいる。
私も独身。同じくアラフォー。一人暮らし。酒飲み。
てか、この時点で、もう恋愛相談間違ってる。
恋愛相談は、うまく行ってる人にしましょう。
と言うのが、鉄則なわけです。
でも、だからと言って、大成功して結婚してる友達にしてると、
「あ、そうなんだー。ふーん」
「へぇー」
と、なんか気のない相槌の挙句に、
「あ、でも、うちの子の学校でもね・・」
などと言う、未知との遭遇の話に入っていくので、少々めんどくさい・・・。
んで、恋愛でラブラブ中の女子に相談すると、
「それはねー。もうさっさと告白して結論出したほうがいいよ!」
と、結論から言い出す始末。(ある意味、受け入れられない怖さを知らない)
私が思うに、女性って、こと恋愛にかけてはね。
ほとぼりさめたら、全部忘れちゃう生き物。
なんですねー。
それだからこそ、の強さもあるし、可愛らしさもある。
加えて、環境への順応性は特筆すべきものがあると思う。
ついこの間まで、死ぬの生きるのと騒いで恋愛してた子が、
ちゃっかり、メロメロになって、結婚するケース、目の当たりにしてきました。
はい。この歳まで一人でいるとね。
それで、結局行き着く相談先は、同じ穴でチマチマと頑張ってる同志なんです。
「ふーん。でも、彼もちょっと臆病になってるんじゃない?」
OR
「そういうの、辛いよねー。でも、彼も辛いと思うよー」
OR
「そう言いながら、きっと心配してるんだよ」とか。
なんとなーく、耳に優しい言葉を言ってくれて、
かくして、相談に来たはずが、全く同じ場所に戻っていくケースが多いわけ。
あれ?自分、迷ってなかったっけ?と、思わず一人突っ込みを入れたくなります。
あそこの路地曲がって、そこの信号渡って、そこのタバコやの角を折れて・・・とやってたら、
何時の間にか、振り出しに戻ってたって感じ。
「おいっ!」って、手ではたかれそう・・・。(でも、なんとなくよく歩いた充実感)
かと思うと・・・
「やめちゃいなよ、そんなヤツ!」
と時々、目に涙をためながら言ってくれる子もいる。
コレはコレで嬉しいんだけれど、自分の心がREADYでないと、ちょっとつらいんだよねー。
「う、うん・・・」
とか、曖昧にうなずきながら、「でも、彼って、そんなにひどいヤツでもないんだよね」
と、上目遣いで、おそるおそる・・・
じゃ、なんで愚痴言ったのさ、ってことになるんだけれど、
そりゃ仕方ないよー。たまってたんだもんね。
結局さ。
相談するときって、もう皆大体結論は決めていると思う。
だから、相談相手は、「ただ聞いてくれるだけ」で、結構嬉しいもんだ。
だから、ただ、一生懸命に聞いてあげて
「あなたの人生に結果的にいいことしか起こってない!」って
キッパリ言ってあげたいんだよなー。本当は。
何のかんの言っても、友達っていいもので、
やっぱり苦しいときとか淋しいときとかに、そばに居てくれるだけで、嬉しかったりする。
私も誠実に友人に接したいと思うもんで、努めてそうしてるつもりです。
んで、彼氏出来た途端に、
ごめんねー。ちょっと彼と会うことになっちゃったー。
と、平気で、飲みの約束をドタキャンしてくる女友達を見ると、
「オイオイ」って言いながら、その華麗なる強さに惚れ惚れしてしまう。
美しい女子は強くて、しなやかで、したたか。
そう思う。