映画『スカイ・クロラ』 監督:押井守 原作:森博嗣
スカイ・クロラ [DVD]/VAP,INC(VAP)(D)¥5,184Amazon.co.jp日本の0年代の?とでもいうのか、この手の作品は正直全然知らない。一応、森博嗣の原作はかなり以前に読んだけれども、ぼんやりとした印象しか残っていない。 どうなんだろうな、やっぱり飛行機の戦闘シーンはよく作られている。でも、この作品、カズオイシグロみたいな世界だから、とってもモノトーン。別に戦闘シーンが迫力あっても、主人公たちには関係ない。で、なんで、空中戦の時はあんなに気合い入った絵柄なのに、地上に降りたら人間の顔が二次元になるんだろうな、なるほどナルトっぽくなっているのか、なっとく(ナルト見たことないけど)。 時間が流れるのが遅くて、遅くて、そりゃキルドレたちにとっちゃあ時間なんて円環みたいなもんなんだろうけれども。感情移入を極端に拒否する映画だなって印象。あっちに は感情がないんだもん。でも、倦怠感と無気力がたまり、「あっ、俺何人目かなんだ」って気付いたら、途端に無謀な戦闘に飛び込んで自殺する。 でも、そもそも森博嗣の作品を面白いと感じたことがないからなあ、2時間はキツかったな。まあ、空中戦を描いたアニメの中では出色の出来だと思うけれど、『紅の豚』『風立ちぬ』よりも、より実際の戦闘に近い(相手の後ろに回り込む駆け引きなんて第二次世界大戦期の空中戦みたい)とは思うけれども、このまったりした空気がなんともなあ。 結局、飛行機がぶんぶん空を飛び回るシーンをあえてアニメで見たい時には見たらいいと思う。