「教養としてのラーメン」(光文社:著・青木健) | 大崎裕史オフィシャルブログpowered by Ameba

「教養としてのラーメン」(光文社:著・青木健)

何かの予約ランキングで1位になったみたいでちょっと注目だし、ラーメン好きなら必須。ラーメン好きじゃなくても楽しく読めるラーメン解説本の登場です。(1月19日発売)


人気ラーメン店のロゴを50以上手掛けるデザイナー兼イラストレーターとして、テレビ東京の「レベチな人、見つけた」に出演し、ビートたけしさんに「この人、すごいなぁって思うわ」って、台本にない本音を吐かせてしまった人が本を出します。「ラーメンの本」というとどちらかと言えばマニア向けが多いが、青木さんの書いた本は老若男女、幅広い層の人が読んで楽しめるはず。


私とのお付き合いも長く、うちの社の仕事もたっっくさんしていただいた。「月刊とらさん」の表紙や四コマ漫画はお宝である。そんな絵・画が得意なのにFBでは文章もうますぎて、その才能に嫉妬していた。「いつかそれらの文章をまとめて本にすれば良いのに」と思っていたら、本当に本になった。しかも、書きたいことは思い向くまま書き連ねる長文スタイルが青木さんの個性だったが、うまく見開きでまとめられている。全部、書き起こしたのかな?ページ毎のデザインや書体、文字の大きさまで計算して書いたようで青木さんらしい。


ラーメン食べ歩きにおいて、私は典型的なコレクターだが、青木さんはリピーター。ラーメン評論家の北島さんもそうだったが、この二人の文章にはラーメン愛がある。私だってラーメン愛なら二人に負けないが、愛するゆえに傷付けてしまう、というか、ダメなところがあるが、この二人に共通するのは愛と優しさと包容力。読んでいてそんなことを感じる。勝てない、勝てないのだ。


そんなラーメン愛と優しさと包容力がいっぱい詰まったラーメン本、まもなく発売です。


必読です。二冊持ちがオススメです。