ブログ再開! | フットサル・レッスンサークル FLAG《Futsal Lesson for All Generation》

フットサル・レッスンサークル FLAG《Futsal Lesson for All Generation》

FLAGは、フットサル初心者のための
非営利・自主運営レッスンサークルです。

ブログから3ヵ月も遠ざかってしまいましたあせる

 

「おじいちゃん、死んだか?」と思われている方もいる?

 

いえ、ちゃんと生きています。フットサルもしています。

 

FLAGの日常のコミュニケーションツールが、

このブログから、もっぱら他のSNSに移ってしまったので、

ブログでの発信がつい疎かになってしまいました。

 

3ヵ月もブログを更新しなかったのは、

2009年に前任者からこのブログの管理を任されて以来、初めてのことです。

反省ですぼけー

これからも、FLAGの活動やフットサル、スポーツについて、

思うことを徒然なるままに書き連ねたいと思います。

 

今回は、スポーツのゲーム中などにおける、暴力・暴言について。

 

ゲーム中の暴言で思い出されるのが、

2006年のドイツ・ワールドカップ決勝における、

ジネディーヌ・ジダン(仏)によるマテラッツィ(伊)への頭突き事件です。

 

マテラッツィがジダンに対して、ジダンの家族を侮辱するような言葉を浴びせ、

それに腹を立てたジダンがマテラッツィを頭突き、レッドカードで退場。

試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦でフランスがイタリアに敗れるという顛末でした。

 

その件で、ジダンの“報復”については、フランスが大事な決勝戦で敗れてしまったことの結果を踏まえ、

賛否が分かれましたが、問題はジダンの報復より、マテラッツィの暴言です。

 

私もこれまでにフットサルのゲームで、こうした「暴言」現場に幾度も遭遇しました。

自分らが民間のフットサル大会に出て、相手チームから暴言を浴びせられたときは、

途中でゲームをストップし、大会事務局に抗議して

主宰者から相手チームに厳重注意させるなどのこともしました。

 

観客として都道府県の公式リーグを観戦していても、

この種の暴言でゲームが中断したり、会場が騒然となった現場を見ています。

 

暴言の内容は「殺すぞ!」とか「死ね」とか、

他の国の言語で家族を侮辱するような言葉とか・・・。

 

こんな言葉が飛び交うコートは、もはやスポーツの場ではありません。

まるで幼児の口喧嘩のようなレベルの低い、いや喧嘩以下のみっともない行為です。

 

国内のリーグ戦などで、よその国のトップリーグでの言動を真似たスラングで

相手やその家族を罵るような行為は、もう情けないのひと言です。

本人は悪ぶったり粋がってそんな言葉を発するのでしょう。

そんな言葉でしか相手と対峙できないとは、スポーツマンとは言えません

 

そして、非難されるのはその本人だけでなく、

そうした言動を日ごろから許してしまっているチームも同罪です。

 

都道府県レベルの公式リーグでは、そうした暴力・暴言があった場合は、

きちんとした処罰が本人やチームに科せられます。

しかし、それが具体的にどのような行為があって、

それをどういうプロセスで討議して、

どのような処置が科せられたかの公式見解を

我々のような一(いち)フットサルファンが知る機会はないように思います。

 

私たちがフットサルの公式リーグを見るというのは、

フットサル競技そのものが好きということもありますし、

自分も下手な横好きながら、トッププレーヤーの技術を身につけたい、

ゲームの戦術を理解したいとゲーム観戦に臨んだりすることあるでしょう。

そして、学ぶべきことは正面教師としてトッププレーヤーの卓越はもちろんのこと、

「こんなことをしちゃ、ダメだ」という反面教師のプレーや言動からも

教訓としていろいろ学ぶべきものがあると、私は考えます。

 

それ故に、会場に集まってフットサルを観戦し、

その場で反面教師の暴力・暴言を目撃したファンにも、

主催者や選手が所属するチームは事の顛末をきちんと説明し、

すべてのフットサルファンに、守るべきルール・マナーの大切さを身を以て知らしめてほしい。

教訓として学ぶための機会として活かしてほしいのです。

 

そして、暴力・暴言を行ったプレーヤーやチームは、公式に謝罪すべきです。

それが自ら犯した行為に対する責任の取り方というものです。

ところが、「そんなこと、言ってもいねぇし、やってもいねぇ」という弁明をしたとすれば、

正直に謝罪することで、ギリギリのところでその本人の名誉が保てるものを

まったくもって、潔さというプライドさえも、捨て去ってしまうことになるのです。

 

どんなにフットサルが上手かろうが、強いチームであろうが、

責任逃れする彼のプレー、そのチームの試合はもはや観る気にはなれません。

 

 

マテラッツィの件で、後日談があります。

かのワールドカップでイタリアが優勝して10年目の2016年12月、

マテラッツィは自らのSNSに、ワールドチャンピオンとなった記念のユニフォームとボールの

画像をアップしました。

 

そして画像には、ユニフォームとボールと一緒に、

ワールドカップを掲げた青いシルエットに、

白いシルエットの人物が頭突きをしているプレートが一緒に飾られていました。

まるで、頭突きをされたことで優勝できた、

その立役者であることを誇っているかのようなプレート。

 

http://www.goal.com/jp/news/1867/イタリア/2016/12/22/30738552/マテラッツィがsns炎上覚悟でジダンとの頭突き事件を掘り起こす

 

彼のアップしたそのSNSが、またもやイタリア人の誇りを傷つけていることに、

当の本人は気づいていないのでしょうか。

 

2006年のイタリアのワールドカップ優勝から12年目の、来年のロシア・ワールドカップ。

不名誉な形での優勝から、正真正銘の実力で優勝を狙おうとするチャンスを、

ワールドカップ不出場で逃してしまったイタリア。

 

まさに、因果応報というところでしょうか。

 

by massy