リクエスト98個目!




というリクエストです!







由依side



由  「ねぇ、理佐」

理  「暑い、離れて」

由  「あ…」




理佐はあんまりメンバーの前では私とくっつきたがらない


冷たいし、目も合わない



今だって私が理佐の背中に抱きつくと、剥がされてどこかに行ってしまった




なんだよ、理佐のやつ


家帰っても構ってあげないから









茜  「ねぇねぇゆいぽん」

由  「ん?どうしたの?」

茜  「理佐冷たすぎない?彼女なのに」

美  「ほんまに、なんか由依ちゃん可哀想になってくるわ」





普段からの光景を見ていたメンバーがしびれを切らして私に聞いてきた




由  「それなら大丈夫」

茜  「ほんとに?」

由  「明日、理佐に恥じかかすから待ってて」

茜  「どゆこと?」

美  「恥じ?」

由  「うん!とりあえず明日楽しみにしてて」









普段のお返しだよ理佐














由  「みんなお疲れ〜」

菅  「お疲れー!また明日ねー!」

  「お疲れ様でーす!」





みんなに挨拶して、楽屋を出た



今日は理佐の方が後に帰ってくるから、先に帰って計画でも立てようかな



















家に着いて、ご飯を作り、お風呂を沸かした






溜めているドラマをくつろぎながら見ていると、玄関の扉が開く音が聞こえた




これもいつもならお出迎えするのがルーティンだけど今日はテレビに集中した





理  「ただいま〜!」



……



理  「由依〜?ただいまぁー!!!」




大きな声で呼んでる笑笑



でも行ってあげない




しばらくすると、リビングのドアが開いて、理佐がてくてくこっちに歩いてきた




理  「いるじゃん…」

由  「おかえり〜」

理  「なんで…お迎え来て欲しかった」




話している途中もテレビに視線を向けたままでいると理佐がテレビを消して、私の膝の上に向かいあわせで乗っかってきた




由  「あ〜、なんで消すのさ」

理  「んん」

由  「暑い、離れて」



楽屋の時の理佐のセリフをそっくりそのまま返した



理  「ゆいちゃん…今日冷たい」



その時ちょうど、お風呂が沸いた音を知らせる音楽が鳴った




由  「あ、お風呂沸いた、はい退いて」

理  「やだ、なんで、うぅゆいちゃん」




離れようとしたら、ギュッと抱きついてきて、泣き出してしまった




このままだと理佐が可哀想なので、慰めることにした



由  「ごめんね理佐、意地悪しちゃった」

理  「え?」

由  「お迎え行かなくてごめん、冷たくしてごめんね?だから泣かないの」



大粒の涙を親指で優しく拭ってあげると、その手をそのまま自分の頭の上に持ってきて、撫でてと目で訴えてきた




由  「よしよし、ごめんごめん」

理  「チューしてくれたら許す」

由  「ふふ」チュッ

理  「んふ、許す」

由  「ありがと」

理  「ゆいちゃん大好き」

由  「私も大好きだよ」














理  「あ〜!ゆいちゃんもっとこっち来て」

由  「はいはい」






ベッドに入ってもこれ以上どうくっつくのってぐらい体を密着させてくる理佐





理佐、ごめんね笑笑
















次の日、楽屋に入るとすぐにメンバーが寄ってきた





茜  「ねね!昨日言ってたの何?」

美  「気になる!」

由  「ふふ、ジャーン」

田  「なんですか?」

由  「まぁまぁ、観てて」





そう言って、再生ボタンを押した

















茜  「え!理佐めちゃくちゃ甘えん坊じゃん!」

美  「想像できひん」

田  「え!ほんまに理佐さん?」

森  「可愛い」

天  「お姉ちゃんなのにお姉ちゃんじゃない!」









その時、楽屋の扉が開き、理佐が入ってきた





茜  「あー!甘えん坊理佐が来たぞー!」

理  「え?ちょ、なになに」















それから質問攻めをくらった理佐が私の背中に隠れて、顔も耳も真っ赤になっていた






理  「由依のバカァ!!!!狂犬!!!」









終わり









読んでくださってありがとうございました!!