リクエスト86個目!
というリクエストです!
理佐side
最近はありがたいことに、忙しくさせてもらってる
けど少し休みが欲しいななんて…
毎日、朝早くから夜遅くまで丸一日仕事漬けだ
由依との時間も全然取れてない
けど、由依の寝顔を見ると、いいなぁなんて思ってしまう自分は相当溜まってるものがあるのかもしれない
それがとうとう爆発してしまった
楽屋に入ってすぐソファに横になり、目を瞑っていた時、誰かが私の頬に触れた
由 「理佐、最近元気ないよ」
理 「…うん大丈夫」
ごめん、今は一人にして
由 「ご飯作っておいたんだけど、食べた?」
理 「食べた…」
由 「最近、ちゃんと寝れてる?」
理 「………」
由 「ちゃんと休んでよ…心配だよ」
理 「うるさいな!!!自分の体は自分が一番わかってるよ!!!一人にして!!」
それから1週間ほど経っても由依と話すことはなかった
それでも仕事は減ることなく、増えていくばかり
尾 「理佐、スタッフさんに呼ばれてるよ?」
理 「…あー」
菅 「理佐、最近元気ないね」
茜 「ゆいぽんにあんなにきつく言うの初めてだよね」
そんなある日、いつも通り夜遅くに家に帰ってきた私は水を飲もうと冷蔵庫を開けた
理 「あ…」
そこには由依が作ってくれていたご飯があった
思い返せば、昨日ご飯食べてない
思わず、ゴミ箱を見ると、捨てられたご飯
理 「っ!」
私、なんてことしたんだろう
毎日毎日作ってくれていたのに
そういえば、由依はいつもどこで寝てた?
そう思って、ふとソファに目を向けるとソファで寒そうに縮こまり、毛布にくるまって寝ている由依がいた
理 「私に気使って…」
喧嘩をする前も私に気を使ってよく寝させようとして一人にしてくれてた?
寝室に行き、声が漏れないように必死に抑えながら涙を流した
由依side
最近の理佐はもう見ていられないぐらい酷い顔をしていて、ご飯も食べてないみたいだし心配で仕方ない
でも私は知っている
本当は寂しがり屋なこと
甘えん坊なこと
そんなある日の夜、理佐が泣いていた
何度も私の名前を呼びながら
私は見ていられなくなって、後ろから理佐に抱きついた
理 「ヒック、ゆ、い?」
由 「泣かないで理佐」
理 「うぅゆい、ごめんねごめんね」
由 「大丈夫、大丈夫」
安心させるように正面から抱きしめて、背中を摩ってあげた
理 「ゆい、ごめん」
由 「理佐、大丈夫だよ、怒ってない、ちょっと疲れすぎてたんだよ」
理 「でも…」
由 「そんなこと誰だってある、ちょっとぐらい私にも当たってくれていいんだよ?理佐は優しすぎるから、でも溜めすぎなのはだめ、優しすぎる分いっぱい無理するから、その時は私に頼って?私じゃなくてもゆっかーとかでもいいからさ、メンバーに甘えな?みんな理佐のこと大好きで大切なメンバーなんだから」
理 「……由依に…甘えて、いいの?」
由 「当たり前だよ、ほかのメンバーに甘えすぎてたらちょっと妬いちゃう笑」
理 「ふふ、可愛いね、由依ありがとう」
由 「あ、やっと笑った、やっぱ笑ってた方がいいよ理佐は」
理 「ふふ、ありがと」
由 「うん!寝よっか」
理 「あ!」
由 「ん?」
理 「いつもソファで寝てくれてたよね、体痛くない?」
由 「大丈夫だよ笑ほら、行こ?……イテテテ」
理 「ほらぁ痛めてんじゃん」
由 「えへへ」
理 「由依も私に甘えていいんだからね?」
由 「ありがとう」
その日は久しぶりに理佐と抱き合って目を閉じた
終わり
読んでくださってありがとうございました!