手術は
新店舗のオープンを終わらせ
秋期ネイリスト技能検定の
生徒さんを送り出し
そして
誕生日を終えたら
そう計画をたてた
不思議なくらい
怖いと感じることもなく
その日は普通にやってきた
直前までぱつんぱつんに
仕事を詰めこんでいたのも
余計なことを考えなかったことを
手伝ってくれたのであろう
毎日仕事があって救われた
毎日誰かしらと会えてて救われた
いよいよの朝ですら
ふざけて
気をまぎらわそうとしてくれる
パートナーがいて救われた
かなり無理しているのだろうが。
私以上に。
いよいよの時を迎える前に
ドクターから
最後の最後の説明を受けた
（またきたよ）
丁寧にゆっくりと残酷な説明(笑)
説明したよね、聞いたよねの
サインをさせられる
この状況
まな板の鯉でしょーよ
この場に及んで泣いても笑っても
その時はくるんだから
ここまでわかってるのに
なんて往生際の悪いワタシがいた
ワーーーと声をあげて
泣いた
この場に及んで...(笑)
涙は
怖かったからではなく
自身で出したはずの
「残さない」結論に
決着をつける涙だったと思う
今まで
50年当たり前に
そこにいてくれて
ありがとうございます
娘にたくさん母乳を
与えてくれて
ありがとうございます
（娘は100%完全母乳だけで育った子）
まだ捨てたくないのに
捨てなきゃない
辛い断捨離も世の中にはあるから
この経験をも無駄にしない
そんな人間に成長してやろうぢゃないの
大人になって
男の人の前で
こんなに
泣いたのはじめてだ(笑)
...すっきりした
さあ
なんとでもしてくれぃ
サインをして涙を拭いて
その時を待とう