ボランティアネイル実施報告その３
山田町から大槌町に向かう途中
休憩をとった食堂で
地元のおばちゃんと話しました
「どこから来たの？」
「私たち盛岡からきました。ご無事でしたか」
「私の家は無事だったけど親戚の家が
津波でやられてね・・・」
そのおばちゃん帰り際に
「ご尽力をありがとうございます」
そう言って頭をさげていかれました
きっと・・・
ここまで来てくれてありがとう
大槌町のためにありがとう
ってことでしょう・・・
大槌高校でネイルをした後
香川県からうどんを打って
みんなに元気とうどんをふるまっている
おじちゃんに会いました
おじちゃんは慣れた手つきで
うどんを打ちそして切り
手を粉だらけにしながら
打ちたてのコシのあるうどんを
ふるまってます
わたしたちもご馳走になり・・・
美味しいのとあたたかいのと
おじちゃんとの話に夢中で
うっかり写真撮り忘れですが・・
わたしがずっとうどん屋さんだと思ってた
おじちゃんは実は
教師されてるそうで香川県の先生でした
先生の言葉
「俺はねボランティアで来てるんじゃないよ
みんな家族だから来て当たり前
だから来てるの・・・だってみんな家族でしょ」
たくさんのうどんの粉と大きな釜と
半年滞在するつもりできているのだそうです
思わず出た
「ありがとうございます」
岩手のためにありがとうございます
世界中が日本にエールを送ってくれてる
ありがとう！
日本のためにありがとうございます
「ありがとう」を
言って言われて
大きなくくりで人がしっかり結ばれている
そんな気持ちになります
おじちゃん・・・いや先生が言ってる
家族ってそうゆうことなんですよね
もうひとつ
とてもかわいい「ありがとう」を
もらっちゃいました
「ネイルをしてくれてありがとう」
そう言って持って来てくれたのです
わかりますか？ちゃんと
テーブルにポリッシュ並んでるの
MAKKI店長の帽子もちゃんと描けてる
ほんとよく見てる
笑顔を届けに行った私たちが
笑顔をもらってきちゃいました
笑顔と元気は伝染します
大槌高校の避難所が
岩手が
宮城 福島が
東北が
日本中が
笑顔と元気で充満するよう
なにか仕掛けていこうと思います
避難所に力強く
でもとてもやさしく咲いている桜
わたしもそうなりたいのです
