大岡 そして、大月晴明です。
大月晴明の事は、ご存知だと思うのですが、知ったのはいつですか?
那須川 大月晴明選手が復活した平塚戦ですね。
その試合は、会場に見に行きました。
大月選手の試合、面白いですね!笑
大岡 面白いですねー!
あの人も入場から、会場のボルテージを高めるエンターテイナーですよね!
大月晴明劇場に変わりますね!
那須川選手の入場も、那須川天心劇場でした!
話を戻してしまいますけど、テレビ越しでも、あの日の後楽園の熱って伝わりました。
あれを堂々と受け止めて、メインイベンターの務めを果たした那須川天心にシビれましたね!
那須川 本当ですか。笑
入場してて、気分良かったですね。笑
大岡 気分良かったとは思うんですけど、それゆえに固くなるかと思う状況ですよね!
那須川 会長は、固くなるのだけが心配だけど、それが無ければ負ける要素は無いと言ってくれてましたので。
大岡 脱線しましたけど、大月晴明の試合を見たのが、平塚戦ですかー。
大月晴明の真似は、しないですよね。笑
那須川 まあー、僕は、閃きを信じて戦ってますので、もしリングの上で、大月さんが浮かんだら真似するかもしれません。笑
大岡 ほほーー!
階級が全然違いますけど、もし大月さんと戦えるなら戦いたいですか?
那須川 いやー、ちょっと怖いですねー。笑
もし、体重が一緒だったら戦いたいです。
正直、真っ直ぐに戦っても勝てないと思うんです。
あのパンチは、効くんですかね?
大岡 結構、話を聞くと、重いというより、
どちらかというと、、、すこぶるキレがあるって言いますね。
那須川 みんな、あの構えに惑わされてますよね。
あと、目のフェイントが凄いなーと思います。
どこ見てるんだろう?って思いますね。
大岡 蘇我戦を見に行ったんですけど、、
那須川 僕も見に行きました。
大岡 そうですか!
結構、大月晴明の試合を見てるんですね!
那須川 復帰以降は、ほとんど見てると思います。
大岡 板橋戦も?
那須川 あれは、映像でチェックしました。
あの試合は、最初のダウンが無ければ!って試合で凄かったですねー!
同じサウスポーなので、意識して見ました。
大岡 板橋選手は、那須川選手に対して、こう言ってました。
天心君は、RISEだけじゃなく日本を代表する選手だ、と。
アグレッシブで、スピードとスキルが融合した僕の理想としているスタイルです。
僕もあんなふうに動けたらなー、と。
那須川 本当ですか!笑
嬉しいです。
大岡 インタビューとは別の日に、僕が那須川選手と会えるかもしれない事を板橋選手に伝えると、
「天心君には、思い描く夢をすべて叶えてもらいたい!」
そう言ってましたよ!
那須川 いやー、嬉しいです。
板橋さんの試合も、昔の試合は見てないですけど、それなりに見てます。
なので、昨年のBLADEに出る話の時は楽しみでした。
大岡 いやー、あの時に宮越慶二郎、板橋寛がいればねぇー!
那須川 もう、そうなったら完璧ですね。笑
大岡 それでいうと、今回のトーナメント。
ルールは違えど、一戸総太、小笠原瑛作、武尊、大雅がいたら、最高ですけどね!!
勝手な事を言いますけど。笑
でも僕は、ワンマッチが好きなんですけど。笑
那須川 そうですねー。笑
僕は、トーナメント初めてなんですけど。
大岡 でも、子供の頃は1日に何試合もしてたかな?とか思いましたけど?
那須川 まあ、1日に7~8試合とかしてましたね。笑
ジュニアのトーナメントとかの経験値が、僕にはありますからね。
大岡 アマは何オンスなんですか?あと、55キロって何オンスで戦ってるのですか?
那須川 12です。
プロの55キロは、6オンスです。
大岡 えっ?ボクシングでは8の筈ですけど。
怖いなあー。
いやー、インタビューが不慣れなので脱線しますね!
話したい事だらけで。笑
大月晴明と那須川が戦ったらの話をしてましたけど、僕は二人が戦ったら、かなり見合う時間が多いと思いますね!
あと、大月晴明は那須川選手のパンチはもらうと思います。
でも、そのあとのフォローを、どうするかに着目したいですね!
そこが、大月晴明の怖さですので。
那須川 あーいう大月さんみたい選手は、、、一発で決めないとダメですね!!
大岡 おぉーー!!!
那須川 一瞬の一発で、意識を断ち切らないといけないと、僕は思います。
大岡 でも、それを意識すると、一発のフォロースルーが大きくなってリスクが高まる。
那須川 そうなんですよね。笑
だから、フォロースルーを大きくさせて身体を密着させて、リスク回避をしていくというのも想定します。
グズグズになる可能性はありますけど、そういう方法もあると思います。
大岡 そういう勝利への執着心というのは大事だと思います。
で!その執着心というものも含まれているのか分からないですが、
ヤスユキ選手が大月晴明戦に提唱しているのが、無制限ラウンド・完全決着ルールです。
このルールについて、どう思うか?
那須川選手の意見を教えてください!
那須川 これは、、、僕は辞めた方がいいと思いますね。
やっぱり、しっかりルールがあってこその試合だと思ってますので。
時間に制限があるからこそ、互いの集中出来る部分があると僕は思ってますので。
その中で決められなかったら、それが実力だと思います。
安全性とか、というよりお互いスタミナが切れて、13ラウンドあたりまで入って、グズグズになりそうですので。笑
まあ僕だったら、腹を効かせますねー。
大岡 大月晴明の腹を!
那須川 僕が、ボディで崩すなら蹴りですね!
三日月などを織り交ぜます。
どんだけボディを鍛えても、あれは一発で終わらせられる武器です。
僕は二戦目から使い始めたんですけど、練習もした事なかったんですけどね。笑
大岡 いや、もし骨折するかもしれないリスキーな武器をぶっつけ本番で使いますか!
本当に閃きで戦ってますね!!
那須川 相手の前蹴りが、三日月っぽく入ったのを感じて、
「あっ!やってやろう!」って思いましたねー。
大岡 いやー、それを那須川選手が大月晴明と戦うのなら、ぶつけに行くと!
那須川 正直、パンチの距離だけになったらダメだと思いますね。
大岡 そのあたりの大月晴明の事を想定した上で、
「大月晴明✖️ヤスユキ」が、5Rムエタイルールで試合をしたら、どのような結果をイメージしますか?
那須川 大月選手は、一発があるので。
その部分をヤスユキ選手が、脱力で凌駕するのか?
大月選手が、そのまた上を行くのか、、、ですか。
うーん。
想像が出来ないですねー。
どっちにも勝てるものがあるので、大月選手の一発の部分を受けながら脱力で幾つか、いなしてしまえば、
"大月選手には、後がない"
じゃないですか?
で、
"どうしよう…"
って心が折れてヤスユキ選手が勝つ可能性もありますので。
でも、効いてしまったら、、、ですね。
蘇我戦を見に行って、大月選手が最後までフルで打ち込んでるじゃないですか。
ヤスユキ選手は、顎とかは大丈夫だと思うんですけど、テンプルにもらったら、どうなるのか?ですねー。
大岡 僕は、ヤスユキ選手がテンプルにもらうイメージが出来ないんですよね。
でも、そこを当てるのが大月晴明なんですよねー。
那須川 なので、想像が出来ないんですよね!
大岡 じゃあ、どっちが勝ってほしいですか?
昔からの大月ファンじゃないゆえに、中立的に見れると思いますけど、どうですか?
那須川 うーん、、、ヤスユキ選手ですかねー。
大岡 何故ですか?
那須川 やっぱり、テクニックで大月選手に勝つ姿を見たいですねー。
それを参考にします。笑
そして、、、盗みたいですね。笑
大岡 アッハッハー!笑
色々、貪欲に盗みますねー。
そして、また強くなる、と!!笑
那須川 僕は、そんな好きな選手ってハッキリしたものは無いので。笑
でも、ゲーオの戦いは見ますね!
みんな、ゲーオの蹴りを言いますけど、パンチの上手さを見ていますね。
大岡 K-1のゲーオ、凄かったですよね!
那須川 あと、今回の試合におけるゲーオは、フックが多かったと思います。
左右田さんの手の位置を理解して、横からの隙間に当て込んでましたね。
大岡 左右田選手は、割と目の良さと、フィジカルの強さを活かした選手ですね。
前へのプレッシャーをかけながら、両手を少し前に出した所で、相手のパンチをパーリーで叩いて、相手の手札のガードを失わせていくスタイルです。
でも、ゲーオはそれを全て利用しましたね!!
那須川 真っ直ぐのパンチと、フックの使い分け、散らし方。
なにより、試合運びの上手さ。
勉強になりますので、真似して、盗みます。笑
大岡 笑 ゲーオとヤスユキ選手の部分も大いに盗んでください。笑
盗みまくって、最強を目指してください!
那須川 まだまだ先は長いので、足元を見据えていきます。
大岡 大月晴明✖️ヤスユキの先に、僕は那須川天心✖️武尊があると期待してます。
那須川 やりたいですねー。
勝てると思います。
大岡 もう、そろそろお時間ですよね!?
最後に、これを聞かせて下さい!
何故、大月晴明はヤスユキに惹かれたと思いますか?
大月晴明は、ヤスユキのファンだと公言さえしています。
那須川 いやー、不思議ですねー。
何なのでしょう?
人間性に惹かれたのでしょうか…。
スタイルは、全然違ってますよね。
うーん。(熟考する)
そうですね。
大月選手は、元々ヤスユキ選手みたいなスタイルをやりたかったけど、出来なかった。
という思いかな?と思いました。
大岡 おぉーー!!
彼の根っこにある目指していたのはヤスユキのスタイルだと!
那須川 あんな風にやりたかった。って思いを感じましたね。
大岡 いやー、その発想は無かったです!
素晴らしい答えを頂きました!
次のスケジュールがあるにもかかわらず、時間を割いて下さって、本当にありがとうございました!
BLADE、55キロ・トーナメント!
心より期待しております!
那須川 こちらこそ、ありがとうございました!
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やはり天才児は、最後の質問の答えでもセンスを感じた。
大月選手は、元々ヤスユキ選手みたいなスタイルをやりたかったけど、出来なかった。
これは、答えだと思う。
申し訳ないが、大月晴明はムエタイを凌駕するための亜流のスタイルを築いていたが、正直越えられなかったと思う。
そんな心の中に光が射してきたのが、
NKBでのヤスユキの戦いにおける所作だったのかもしれない。
人間というのは、無いものねだりだ。
戦いにおけるスタイルというものは、無いものねだりになると思っている。
那須川天心選手は、「真似して、盗みます」と明るく話してくれていた。
そこもまた、「無いものねだり」の話に繋がる。
インタビューを終えて帰りながら、僕はそんな事を考えた。
僕が那須川天心選手の試合を見て、嫉妬したのも、そういう事かもしれない。
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次回は、意外と思うかもしれませんが、
NJKF、真王杯の55kgでの覇者・米田貴志です!
ちょっとインタビューとは違いますけど、よろしければ、ご覧下さい!







