大月晴明を語る、竹村哲インタビューPart1 | おおおかのボクシングBLOG

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僕のブログについてTwitterにてコメントを下さったNKBの王者だ。
その翌日か翌々日に、下北沢の犬拳堂に行くと、マスターから
「この間、竹村君が来ててねー。
ウチの嫁が、昔から知っててね…」と言ってくれた事がタイムリーだったので、そこからやり取りをして犬拳堂で会う事なった。
犬拳堂で会った時は、とにかくキックボクシング談話しか出来なかった。
僕がNKBの事を、よく理解してなかったのも大きい。

そして、後日改めて会ったのだが、、、まあー相変わらずの雑談になった。
僕は、竹村選手がNKBにさらなる息吹を与えるのを期待している。
竹村選手は、大月晴明とは練習仲間でありながら、今年試合をした男。

そんな男のインタビューをご覧下さい。

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大岡            いやー、この間の会話は、さすがにインタビューの記事として成立してないですねー  笑

竹村            まあ、そうでしょうね!
じゃあ今回は、先に質問内容も見てるので、それに習って行きましょう!笑

大岡            そうですね!
では、まずはヤスユキ選手を初めて見たのは、いつでしょうか?

竹村            それが、誰々戦だったとはハッキリ言えなくて。

大岡            竹村さんと試合が被る時って、少なかったんですか?
ヤスユキ選手は、K-U(キック・ユニオン)で、竹村さんは日本キック連盟(以下、連盟と略)なんですよね?

※NKBとは、以前は四団体合同ランキング(NJKF、日本キック連盟、APKF、キックユニオン)を作っていた団体。
その中でも、日本キックボクシング連盟は約40年くらい行われている歴史ある団体だと以前聞いたことがある。

竹村            そうそう。
ヤスユキ君は、K-Uなのでディファ有明で興行をしてて、
オレは、連盟だったので後楽園興行に出てたので、もちろんK-Uも見に行く時はあるんだけど、いつもじゃなかったので。
だから、どれが最初に見た試合っていうのは分からなくてねー。
でも、すごく印象に残ってるのは、のちにフェザーとライトで二階級取った佐藤祐平って選手がいて。

大岡            佐藤祐平…知らないです。

竹村            そうかぁー。
まあ、佐藤祐平がランカーだった頃にヤスユキ君と戦ってて。
佐藤祐平は、スタミナがあって手数も豊富な選手なんだけど、何も出来ずに完封された試合が、とにかくインパクトがあって。
佐藤祐平は入って行きたいのに、入れない試合だった。

大岡            それはプレッシャーで下がらされたんですか?

竹村            あれはねー、記憶が正しければ佐藤君が入って行こうとしたら、ヤスユキ君に左のハイキックを蹴られてた。
ヤスユキ君がどのように考えていたのか分からないけど、祐平の右のパンチを警戒してたのかもしれないけど、
その形をそのまんま!
ずーっと試合を続けて勝ったのよね!!

大岡            ほぉーー。

竹村            あの試合において、ヤスユキ君が、あのゲームをやり続けられる遂行能力に、

「すげぇー!あれをNKBで、やり続けたぞ!」

っていうのを思って。
NKBって、ヤスユキ君みたいな選手は評価されずらいんだけど、それを何一つ揺るがずにやりきったところを見て、
僕はシンパシーを感じたのよね。
僕は、連盟の選手なので
「バチバチに行けよ!」
って言われてるタイプだったけど、僕はそういう選手とはちょっと言えないのもあって、、、

大岡            ガンガンやり合うだけが格闘技じゃないんだ!という事ですね!

竹村            そうそう。
そういう面が、ちょっとNKBには足りないから、外からは下のレベルって見られてると思ってて。
だから、ヤスユキ君の試合なんか見てて、素晴らしいなと見てたんですよね。
それと、ヤスユキ君の蹴りはシャープなのと脱力がすごくで、ミドルとかハイキックなどの判断がつきにくいと思うのよね。
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大岡            それでも僕は、今の方がNKB時代より蹴りが早くなってると思いますね。

竹村            あっ、そうなの!?

大岡            富原誠さんが、ヤスユキ君は僕の戦った頃とはステージが違うところにいると僕に言ってた言葉をそこで感じますね。
トーエルの逸可さんが、、、

竹村            あー!さえぎってゴメンね。
逸可選手で言ったら、チャイディーだよね?
チャイディーって、ヤスユキ君ともやってるんでしょ?
どうなったの??

大岡            それは、逸可さんから聞いた話だと、一応判定で負けてるですけど、ヤスユキ選手が勝ってるように見えた、と。
あとは、ヤスユキ選手が投げられてリング下に蹴落とされてました、と。
ラジャでも、そのパターンで不幸な事故を起こしてるという噂の選手みたいですね。

竹村            いや、それよりラジャのチャンピオンなのに、試合以外でも人を一人殺して懲役喰らってたって噂は聞いたことあるからね!笑

大岡            こわーっ!笑
これ、書けないですよ!!笑

竹村            だから、チャイディーが怒った瞬間が嫌なのよ!笑
「あー、チャイディーが怒っちゃったー」
なんて見てて思ってたからねー。笑
チャイディーのあれは、APKFの興行だったかなー?
ウェルター級?の若生(わかいき)君っていう選手が、リング下に投げ落とされて立ち上がれなくてKO負けって試合があって!
チャイディーは怒ったら、ヤバイのよ!笑

大岡            そんな試合を、彼は何回もやってるんでしょうね!笑
逸可さんは言ってましたけど、あのチャイディーとの試合までが憂鬱だったけど、
あれ以降に、あの刺激が無くなった事の難しさを語ってましたね。

竹村            それ、分かる。
格闘家が、結構復帰しちゃう人っているけど、日常生活にあの緊張感は無いし、
減量と練習で追い込まれて、
その結果で勝った時の瞬間の振れ幅とか、
、、、まあ、現実の生活の中では無いからねー。
だからオレは、音楽をそっちのけでキックボクシングにのめり込んだんだけど。笑

大岡            その振れ幅というものに取り憑かれてしまった難しさですね。
でも、音楽のライブも気持ちいいんじゃないですか!?

竹村            ライブも、もちろん上がるよー。
音楽をやってきて沢山、普通じゃ味わえ無い事を経験させてもらってたんだけど、
色んな場所でライブをやらせてもらって、
色んなテレビ番組とか出て、
色んなものを見させてもらったけど、

、、、デビュー戦で勝った時の方が、何倍も上だったよ!!

大岡            へぇー!そうなんですか!!

竹村            音楽って、勝ち負けが無いからねー。
自分の満足する所をどこに置いてるかは人それぞれだし。
オリコンで一位だとか、
あの番組に出たとか、
そんな事を言われるけど、
そういうのは単なる、
スケジュールの一つでしか無いのよ。
むしろ、オリコン一位とかなった時は、
必要以上にもてはやされるから、

「いや、オレは一位になりたくてやってるんじゃないし!楽しいから始めただけだよ」

って、反発心の方が多く産まれたぐらいで。
むしろ、それが鬱陶しかった!!
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大岡            そういう事で、人間不振に陥ったり、しかねないですからね。
芸能人・ミュージシャンの方とかは、セラピストに通う方が多いって話はよく聞きますからね。

竹村            もう、めっちゃ多い!!
今、音楽やってる人で精神薬を飲んで、
辛うじて活動してる人なんて、いっぱいいるからね!!

大岡            それだけの光と影、理想と現実のギャップとか、本当に信じていいのか分からない取り巻きが近寄ってきたりもあるでしょうね。
良し悪しの判断が、どんどん付きにくくなってきて。

竹村            本当そう!
すっごい寄って来るからね!!笑
それが落ち目になると、ブワッて離れていくからね!!

大岡            そういう部分でいうと、キックボクシングは、、、

竹村            全然マトモ!!笑
でも、それだけお金が発生してない世界だという事を表しているんだけどね。
そう考えると、キックボクシングは純粋だよ!笑

明日に続く。