大月晴明、ヤスユキを語る。駿太インタビューPart2 | おおおかのボクシングBLOG

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続きです。

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駿太            森井選手・蘇我選手とは、喧嘩を気持ちよく出来て楽しかったというのはありましたね。
森井選手との試合においては、あの一撃でキック人生を大幅に変えられる羽目になったので、凄く印象に残ってますね。
僕は今も、顔の麻痺や見た目の後遺症があるので、、、

思い出す度に、、、うずくんです。

それと対照的に、秋元君とヤスユキ君との試合は楽しくなかったというか、ヤスユキくんとの試合は、
"自分が不甲斐ない"と自分の中では既決してしまってるんで。

秋元選手は、何がやりにくいとか極端には無かったのですが、入りきれないものがありましたね。
なんか自分がタイ人と戦ってる時の感じに似てましたね。
なんか、やりきれなく49-48で負けるって感じです。

大岡             ピンサヤームにダウンを奪って勝ってる選手なんですよね?

駿太             そうですね。
でも、あの時のピンサヤームはダメだと思います。
あの辺りは、負けたりドローとかしてたんですよね。

大岡             僕が見てるピンサヤームは、全日本キックの藤原あらし戦なんですけど、、

駿太             (さえぎって)僕もあの試合は、15回くらいは見てますね!笑
僕、ピンサヤーム好きなんですよねー  笑

大岡             ピンサヤームの衝撃なのは、足のスタンスがほぼ無しですよね!
バス停で待ちぼうけしてる人くらいの幅ですよね!笑
静と動が明確に分かれている、あの頃のピンサヤームは最高ですね!

駿太             分かります!笑
ピンサヤームは、自分とずっとやりたいと言ってくれてて。
今、僕もやりたいとすごく思ってるので、きっと実現すると思ってます!

大岡             いいですねー!
それでいうと大月晴明は、「ヤスユキ選手のファンだ」と公言しています。
大月晴明のファンだと公言している点は、別にいいと思う感じになるんでしょうね?

駿太              そうですねー。笑
僕もピンサヤームのファンだけど、やりたいと思ってるので、大月さんの言葉はアリだと思います。

大岡             ほぅーー。

駿太             ちょっとズレる話になるかもしれませんけど、
タイ人と戦うのは、やりやすいといいますか競技をやってるというか。
試合を向こうが作ってくれるので、それにハマっていけばいいという部分はあります。
けど、日本人とやる時は喧嘩でやらないと上手くいかない部分があって。

大岡             そうでしょうね。
タイ人に喧嘩を仕掛けると、遊ばれて終わる。
でも、日本人対決のリスキーさもあると思いますし、蘇我選手や森井選手という相手だというのもあると思いますけど!
和製ムエタイのゲームを日本人相手にすると飲み込まれる、ドツボにハマるというのがあるんですかねー。

駿太             多分、ドツボにハマる可能性が高いです。
正直、僕はそこまで上手い選手ではないので。
なので、気持ちよく喧嘩をする事を選んだら、気持ちよく喧嘩できたのが森井選手と蘇我選手でした。

ーーーーーーーーーー
大岡             いやー、フィジカルトレーニングがあるのに、時間を伸ばしてもらってすみません!
じゃあ、トーエルの逸可さんからの質問をしますね。

駿太             あー、逸可くん  笑

大岡             ヤスユキとチャイディーが戦い、
それから逸可さんがチャイディーと戦って、
また、駿太選手がチャイディーと戦うという事が決まった時に、
確か、逸可さんは駿太選手にチャイディーのDVDを渡したと。
雄大戦とヤスユキ戦だったかな?

駿太             それで、逸可君からは、
ヤスユキvsチャイディーのDVDを見た時のヤスユキ選手の印象なんですよね?

えーーと、、、、、見た記憶がない!笑

僕は、あまり何回も観ないんですよね。
サラッと分析して、終わりにしています。
頭に入れ過ぎると良くないというのがありますので。

大岡             でも、話をNKBの竹村さんからも話を聞くと、チャイディーはヤバかったらしいですね。
試合をしてみて、マッドなチャイディーでしたか?

駿太             いやー僕の時は、普通にゲームをしてくるチャイディーで覇気がなかったです。
もっとパンチでガツガツくると思ってたのに違ってて。
判定勝ちだったんですけど周りから、
「つまんなかった」って、
かなり言われて期待外れでした。

大岡             いやー、チャイディーは(ここから、噂で聞くマッド話をする)、、、って聞きました。

駿太             ヤバイじゃないですか!笑
僕との時は、大人になってたんですかね  笑
まあ、チャイディーは落ちてたんだと思いますねー。
ーーーーーーーーーー

大岡             そろそろ、ヤスユキ✖︎大月晴明の予想を占ってもらいましょうか?
話をしだすとキリがないですからね  笑
大月晴明✖️ヤスユキの行方を占ってください。

駿太             大月選手がKOでも判定でも勝つと思ってます。
でも、こういう僕の予想や下馬評ってハズれるんですよ  笑
自分と戦った時のようにガンガン削っていき、大月選手のパンチをかいくぐればヤスユキ選手の勝ちもあり得ますねー。
大岡さんは、どう見てますか?
ハイキックでKO勝ちとか言ってたのは?

大岡             あれは、NKBの富原誠さんですね。
ミドルとハイが分かりにくくて、印象的だったんだと思います。

駿太             確かに、ヤスユキ選手のミドルとハイは軌道が似ていたので、もらってました。

大岡             駿太選手との試合は、左のインローと奥足ローも使って、
散らしまくってましたので、たまに出すハイキックは確かに怖く思いますねー。

駿太             それを考えると、本当にやってみないと分からない試合だと思うので楽しみですね!
大月さんって、なるべく噛み合わせないようにするじゃないですか?

大岡             そうですよね!
ファイターのように皆、言うかもしれませんけど、
基本は相手の攻撃を殺して、待ちの選手ですよね!

駿太             殺して、殺して、分析しながら、自分の攻撃だけ当てるカウンターパンチャーですね。
そこで、ヤスユキ選手は食い込んで行かないと面白くならないと思いますね。
突っ込んで行く気迫を見せないと、何も無く負ける可能性がありますね。
でも、ヤスユキ選手は、それがあると思いますので。
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大岡             僕はヤスユキ選手に気概を感じてますので、行くと思ってます。
駿太戦と翔センチャイジム戦で、確立されてるように思います。
それに彼は、守りに入らないマッチメイクをしてると思います。
それでいうと、駿太選手のマッチメイクも守りに入ってないリスキーな試合をしてますよね!!

駿太             僕は、そうなってるというか、それ以外の安全な試合が出来ないというのが本音ではあります、ぶっちゃけた話だと。
ギリギリの試合しか出来ないんです。
"危険な試合をしたいんだ!"
って作り上げた訳では無く、無意識なんですよね。
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大岡             現在って、板橋寛選手あたりと年齢的には近いですよね?

駿太             同い年ですねー。

大岡             今も最前線で活躍しているのは何でしょうか?

駿太             自分は、選手生命の平均は、モチベーションや怪我などを含めて、10年と見ていたんです。
で、僕は今14年目なのです。
なんで続けられているのかというと、今新たにキックボクシングを楽しめるやり方を見つけたからですね!

大岡             それは、なんなのでしょう!

駿太             それが、逸可くんからの質問に繋がると思うんですけど、

※逸可さんの質問
(20代と現在の練習方法の違いは何でしょうか?新しく取り入れた練習や技、体調管理の方法があれば知りたいです)

僕は、本を読むのがスゴく好きなんですよね。
それで最近は、どう動いたら効率的に動けるのか?
心肺機能は、どうやったら効率的に上がるのかと?
を理論・知識を吸収して、効率化を意識して今、僕自身が上がってる実感があるんです。
20代は何も考えないで、とにかくキツい練習をやってれば勝てると思ってて。
技術とかをほとんど考えてなくて、スパーでも首相撲でもサンドバックでもミットでもとにかく疲れる様にやってた。
そうでは無いものを手に入れて、僕はまたキックボクシングがもっと好きになってます。
だから、まだ5年くらい出来る実感があります!
それが長く続けられてる所だと思いますね!
これも怪我がキッカケで、見つけられたのです。

大岡             正に、怪我の功名というヤツですね!
確かにブログを見ると、本の事をよく書いてますよね!

駿太             あれは、誰かに勧めたいとかはなく、自分の中にアウトプットしたいだけなんですよね。

大岡             あのように書く事で、自分の中に、もう一度刷り込んでいく作業なんですね。

駿太             そうですね。
自分の中で、どう捉えたかを蓄積したいという事で書いてます。
だから自分は、月に15冊は本を読むノルマを作ってて、それに全部読書感想文をつけてまして。
その一部分をブログに記していますね。

大岡             へぇーーー!
本と言えば、、、酒鬼薔薇聖斗の「絶歌」ですねー…。
(この話は、すぐ切り上げたので省略します)
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大岡             これを聞いておかないといけないと思ってました!!
大月晴明とヤスユキ、分析を頭から無くしてどちらに勝ってほしいですか?

駿太             僕は、大月選手ですね!
昔から全日本キックボクシングの時代から見てた選手で、尊敬出来る選手。
尚且つ、自分より年上。
そんな人が勝つことによって、自分への勇気になるからです。
本当だったら、自分と戦った選手を応援したくなるのが心理だと思うんですけど、、何故か、そうならないんです。

大岡             過去とはいえど、自分に勝った男が負けるのは悔しくないですか?

駿太             もし負ければ、悔しくなると思います。
でも、質問のメールをもらった時に、大月さんに勝ってほしいとなったんですよね。
ヤスユキ君に思い入れはあるんですけど、今思うのは、年齢の事への思いが大きいかもしれません。

大岡             なるほどー、意外でしたねー!

駿太             自分で言いながら、意外だなーって思ってます!笑
なんで、こう思っちゃってるんだろうオレ?っていうのがありますねー。

大岡             いやー、皆さんそれぞれに思いがあって、この質問をする度に、選手の方々それぞれのバックボーンを少し覗いた気がするので、好きな質問なんですよねー。
SHIGERU選手なんかは、意外すぎて楽しかったですね。
ますます、好きになりましたね!

駿太            リングの上で表現するものって、普段考えている事が出ると思うんですけど、SHIGERU選手は不思議ですねー。
そこが、彼の凄い所だと思います!!

大岡            それぞれの生き様がぶつかり合うのがリングの上だと思うんです。
そういうのを考えてもらいながら、読んで頂ければと思ってます。
僕のインタビューは、素人なので装飾ゼロですから  笑
すいません、時間延長して頂きありがとうございました!

駿太            いえいえ、これからもキックボクシングを盛り上げてもらえればと思ってます。
これからも、よろしくお願いします!
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ここから、駅まで車で送っていただいた。
その時に、刺青の話をしたのだが、特に意味はなくデザインで選んで決めている、と。
会ってお話をすると、思慮深さを感じさせてくれた方なので、きっと一つ一つに意味を持っているものだと思って聞いたのだが、意外な返答だった。
話してみないと分からない点が多くある。

あと、駿太選手のメールで印象的な言葉があった。

「辞めようがないくらい好きなら、やり続ければいいと思うんです」

ヤスユキ選手への言葉なのか、
自分自身への言葉なのか、、
僕は、、、僕自身は、と色々考えさせられる。

明日は、、、どうしよう^_^