梅野源治×ジョムピチット・チュワッタナPart1 | おおおかのボクシングBLOG

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さて、梅野源治×ジョムピチット・チュワッタナだ。

僕は、梅野源治という日本国内における「ムエタイの至宝」と呼ばれる男を直で試合を見るのは初めてだ。
テレビでは十分に見ているが、
生で見てみると何を感じられるだろう…と楽しみにしていた。

僕は、この試合に対して、厳しい試合の見方でいく!
そう決めていた。
相手の情報は知らないが、梅野源治ならきっと勝つだろうと思っていたから。
では、何を見るか…。
ゲーオに、今度戦って勝てるのか??
それをテーマに見る。
そう決めていたから、自分のメモを見ると、なかなか厳しい事が記されていた。。。

ーーーーーー
というわけで、試合観戦について書こう。
ジョムピチットの入場、、、翔・センチャイジム選手がセコンドについている。

ジョムトーンの時も付いていた。
「へぇー」なんて僕は思ってた。
セコンドから梅野源治を見て、彼は何を感じるのだろう…。
そして、梅野源治が入場する!
キラキラしたスパンコールのガウン!
そして、金のトランクス!!
晴れやかなコスチュームとはウラハラに、
ギラついた眼光のままに階段を下りてリングへ向かう。
その後ろにいるのは、もちろう加藤督朗だ。
ヒゲも髪も伸ばした加藤の表情が、最近見た中では、すごく険しい。
ヒールの加藤の顔に見えたのは僕だけか?
アンディ・オロゴンのセコンド時は、随分リラックスして見えたのに。。。

と、僕はメモしている。
スネーク加藤の勝利報告のブログを読むと、バックステージでは、ジョムピチット側より、
試合中止を匂わせるような陽動作戦を仕掛けていたとか、、。
それだけ、梅野源治が危険な男と認め、ジョムピチット側が本気で戦うという意志だということ。

加藤督朗の入場時の表情は、そういう事だったのかもしれない。
僕のイメージにある加藤は、この感じなんです。
佐藤嘉洋がいるリングの上で
「えー、この中でスカボロスキーに勝てるのはオレしかにいないんで、、、」
と因縁をつけるヒールっぷりの加藤(プロとして、あえて言ってたはずです)。

梅野源治の師匠が、ヒールであり"打倒・ムエタイ"の加藤督朗だという事を改めて、嬉しく僕は感じたのです。

そして、リングでは梅野源治は、じっくりとワイクルー。
コール時に梅野には紙テープが舞う。
中央で、梅野源治がジョムピチットにメンチを切る。

間も無く、ゴングが鳴るという前に、赤コーナーで加藤と梅野は抱き合う。

そして、ゴングが鳴る!!

1R
梅野のローは、やはり強そうだ。
そして、ハンドスピードを生かしたワンツー→アッパー(中間距離から下からというより、真っ直ぐの打ち上げ式だ)
パパパッと感じにまとめて煽る。
ジョムピチットは我関せずの姿勢でローから。
梅野の前蹴りをキャッチする。
掴んだ時に、梅野の強さとはジョムピチットはどう思ったのだろうか??

ミドルもキャッチしてローを入れる。
ジョムピチットのワンツー。
なかなか、いい選手だ。
梅野源治はストレート系からアッパーのパンチにつなげて奥足ローまで打つ。
ローキックから試合を組み立てて行こうとする梅野。
組み合って、離れ際もローを打って終わる。
{93BE4EEA-EFAB-4A7C-9612-F114D6B57333:01}
梅野は、パンチのコンビを随分と打ち込んでヒジにもつなげていく。
自分の空間を守ってパパパッと打つのがいい。
ただ、あの強気なパンチの姿勢は面白いが、、、ちょっと心配だ。
梅野のパンチに相打ちでもいい感覚で合わせてくるヤツもいるはずだ。

というか、ゲーオなら決めれる。
気の強い梅野というより、
気が強すぎる印象だ。
梅野を倒すなら序盤だ。
ただ、すこぶるローが走っている。
1ラウンドを見た印象では、やはり梅野は間違いなく強い!
でも、、、ゲーオと比べると「心」に淀みを感じた。
それが、彼の唯一の欠点かもしれない。
ジョムピチットは、ここから首相撲の展開でいくのでは無いだろうか??
僕のメモには、こんな事を書かれている。

2R
ミドルを打たれたら、きちんと返すのが梅野。
アッパーからのコンビなどを当てにいけるのも強みだ。
梅野は、ジャブ→左アッパー→右ストレート。
{789C55C3-9F51-41F6-B653-9C7DC8400FFC:01}

そして、前蹴り。
ジョムピチットは、前蹴りをキャッチするが倒れない。
ミドルもキャッチされるが、足払いには屈しない。
梅野は、全てが早い。
それと同時にジョムピチットは、あれだけキャッチをスパスパ出来るのだから強い選手だ。
翔・センチャイジム選手がセコンドに付いてるのも、
対策を練られている部分もあるかもしれない。

その焦りから芽生える怒りのような感情が僕には目についてしまう。
彼の心の曇りは、
一発をもらう可能性が見え隠れする。

という、太字に書いた事が僕のメモに記されている。
そうして、2Rが終わった。

続きは、後で書きます