Krush46はKO続出だったが、面白く無かった。その理由とベストバウトは島野浩太朗! | おおおかのボクシングBLOG

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今回のKrush.46は、「隙間」の興行だった。
なので僕は元々、行くつもりもなかった。
けど、Facebookの繋がりでご縁があったので行くこととなりました。
Yさん、本当にお世話になりましたm(__)m

で、厳しい率直な感想を言います。
「正直、パッとしなかった」
…これに尽きる。

確かに、KOが久しぶりに続出した。
これは、グローブがロンズデールからレイジェスに変わったのが相当デカイ!!
それと、来月にはK-1があり、その後すぐに大月晴明と卜部弘嵩というスペシャルな試合がある。

そんな興行もあるために、このタイミングで試合が出来る選手やリーグ戦などの流れもあって、熱の高いとは決して言えないマッチメイク興行だった。
だから「隙間」の興行と書いたのです。
そして、「隙間」だと分かっているのは選手も分かっているのだろう。

"オレはなぜ、Krushに参戦しているのか?"
そんなKrushファイターとしての
「プロの力を試されてる」という思い、
「成り上がってやる!」という思い、

が、ガンガンのどつき合いの方向に導かれてKOが続いたのかなと思う。

、、、というのは、僕の優しい書き方です。

本質的な問題になると、トップランカーと比べるとディフェンスの質があまりに雑過ぎる、
距離感を大事にしない試合が続いたという気持ちもある。

これは、本音で書きます。
だってね、KO=面白い??
いや、そんな事は無い。
KOが生まれなくても、説得力のある試合というのはある!
これを書いておきたかったのです。

さて、そんなこんなで色々書いてしまいましたが、

僕の個人的なベストバウトを書こう。
それは、島野浩太朗×北井智大だ。
島野選手は、この60kgのリーグ戦を黒星スタートしていた。
だがその後、連勝しKO決着も続いた。
このリーグ戦を通じて、ダントツにレベルを上げ自信をつけた感じの印象を受けたのです。
多分、自信をつけた試合は闘士との戦いが大きかったのではないだろうか?

僕は、この試合を観た時に「あれっ?こんなに圧力があったかな?」と思ったのです。
ジリジリと圧力かけつつ、距離を作る左右問わない前蹴り、
ジャブは距離を作る感じに打ち、
右は打ち込んで、左フック(島野選手の左フックはボディ・顔面ともに縦拳だと思う)というワンツーからの左のフォローをしきりに繰り返す。
愚直に、真面目に、戦う選手だ。

その左フックのフォローと圧力に随分と自信が付いてきたように感じたのが、この闘士との一戦だった。

で、今回の最終戦の事をようやく書きます。
実は、この試合は開始前に決着がついていた!
いや別に、八百長だと言ってるわけではありませんよσ(^_^;)

わかりやすく、通常の試合の始まる流れを書きます。
まず、お互いリング中央にてレフェリーよりルールによる口頭注意を受けて、コーナーに戻ってゴングが鳴ったらリング中央で対峙する。
…これが、流れですよね。

これが、ほんの少しだけど違ったのです。
お互いの口頭注意の場所が違ったのです。
明らかに、北井選手のコーナー近くまで先に歩み寄ったのが島野選手と菅原会長でした。

その位置を見て、「えっ?そんな位置で!?」って僕は思ったのです。
その後、お互いにコーナーに戻ります。
で、ゴングが鳴ったらスタートなのですが、やはりリング中央より島野選手の相手、北井選手側の陣地の場所で二人は対峙したのです。
それを見て、僕は確信しました。

「これは島野選手が優勝だ。こういう時は、何を振っても先に当たる」
そう思ったのです。

確かに、島野選手の左ボディも良かった。左フックも良かった。
でも、そんな次元では無く、飲み込んでいた勝利だった。
でも、結果は意外すぎた。
まさかの、28秒でのKO決着!

これは意外だった。
それで僕は、試合後に菅原会長に挨拶に向かい、僕の感想を述べた。
会長は、僕とおおよそ同様の意見を言っていた。
僕に詳しく言ってくれた事は、許可も得ていないので書けない。

「やっぱり、そうだったんだー」と思ったのです。
…ただ、優勝したという事は、次回のKrushにおける大月晴明×卜部弘嵩との頂上決戦の勝者に挑まなくてはならない。
レイジェスのグローブで、大月晴明か卜部弘嵩のパンチをもらうなんて…恐ろしい。
そんな事を考えてしまったのです。
そのあたりについての意見も会長に聞いたのだが、それも僕は書けません。
お許しをm(__)m
それにしても島野選手、優勝は意外だった。
僕は闘士選手が優勝予想だったから。
島野選手、優勝おめでとう!
{88A17331-A87D-4B66-8421-A11A66F8E498:01}
そして引退をされる闘士選手、尾崎選手、心よりお疲れ様でした。
今はゆっくり休んで下さい!

卜部功也×ヤン・グイシャンについては時間も無いので明日なるべく書きます。

ただ、改めて言いたいことがあります。
レイジェスのグローブ="通称・男のグローブ!"
アレは、やめた方がいいと思う。
はっきり言って、選手の怪我(頭だけでなく拳も含めて)も増えるし、若年のいい選手が若くして壊れてしまっては才能の目を潰すことになりかねない。

あと、若い選手達にとって上位にいる選手達のように成り上がりたい気持ちは分かる!
けど、ディフェンスを大事にしてもらいたい。
先に当たったもん勝ち的な試合のやり方では、どこかでつまずく。
最後に、もう一度書きます。
KO=説得力がある…ではない、と。

そんな感想でした。
では、また明日ー