ムエタイを考えよーPart3 | おおおかのボクシングBLOG

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ムエタイについて、
「ギャンブルだからスポーツ化してるんだ」ってタイ人の意見もある。
と、書きました。

『スポーツ化して、赤と青のパンツを履かせて演出はいらない。
これが平等だ!
この平等であり、スポーツ化してるのはギャンブルがあるからだ!』

確かに、その通りなのである。
ボクシングなんて見てみると、咬ませ犬が地方興行で、たいして効いてもないくせにタイ人が「バタン!」と倒れて日本人のKO勝ちなんてありますよね?
その倒れるシーンまで、まったく致命打をもらわないくせに、いきなり倒れる。
しかも、ボディでうずくまる。

で、KO負けを宣言されたら、ケロッとした顔で、タイ人はスタスタと控え室に帰ります。
ひどいもんです。

でも、ギャンブルがあるムエタイでは八百長をした人間はリングに帰ってこれない。
負けてもいいから、怪我をしないように戦って2~3週間後にまた試合して稼げばいいだけですからね。(怪我をせずに済めばの話だが)
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それがムエタイにおけるギャンブルの正義になっているのです。
面白いですよね(^_^)
あと、怪我をしないという話ではギャンブル化も一つの要因にもなっている。

まず、過去の戦績なども考慮し賭けるのは分かるが、ムエタイでは5ラウンドの試合だったとしたら、
最初の2ラウンドは、二人の技術、仕上がり方、体格差などを見極めて賭博をする人達のバーツを投下するように仕向けて行くのです。
なんか、競馬みたいでしょ??
筋肉の仕上がりなんかを見る感じと言うんですかね?σ(^_^;)

賭博参加者は、途中でもバーツ投下していくし、
ラウンドのそれごとに賭けの比率も変わるんです。

様子見が慎重なのは、もちろん対戦相手同士で、相手のクセや起動など見てる部分もあるのだが、
ムエタイの選手やオーナー、胴元が儲けて食べて行く事も考えて、ガンガン!ど突き合い!なんてならないんです。
これも怪我をしないようにという部分にも含まれる。
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力量差が詰まっているほど、賭けの対象として成立し、判定まで行くほど盛り上がる。
ただ強いのではなく、判定のギリギリの試合でどうなるか分からない試合に後半までもつれるほど、国民がネットなり色んな所でお金が動いて、経済が回るのですよね。
お金という軸が、賭博参加者の下層階級の中にはありますからね。

ムエタイの選手って、最終ラウンド逃げ切れば勝ちの選手は、本当に流す。
だって、判定の方がお金もいいし、
2~3週間後にまた試合をして稼ぎたかったら当然の話です。
そう考えると、KOなんて求めない背景が見えますよね。

すぐに怪我をしないで戦うための生きる道。
それが、ムエタイの技術的発展の要因でもあるんでしょうね。
でも、ギャンブル対象を求める向き方の問題もあってなのか?
近年、強い選手は減っていると聞く。
それも、ややこしい話なのだが「強すぎるヤツ」は逆に食っていきにくいのだ。
食えてるのが、そこそこ強くて頑張って怪我が少ないヤツらしいのだ。

…なんとも、ややこしい!!
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でも、僕はよく理解できてない部分がある。
ギャンブルが対象になってて判定が多い。
なのに、判定の基準が大変分かりにくい。
揉めないのも不思議です。

あと、タイ人のボクサーの王者になった男で「強いなー!」って感じるのは、80年代の強い時代のムエタイ上がりというのも考えさせられますね。

まあ、そんなわけで僕なりの私見でありますので、
ムエタイに詳しい方はこのブログを見て、どう感じてくれてるのだろうか…??
是非、教えてもらいたいです。

あー、書きながら考えてて疲れました(^_^)ではー