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タイの人口数は約6800万くらいです。
その国技である、ムエタイ
でも、国技なのに社会的ステイタスは決して高いものとは言えない。
貧困層の賭博・スポーツという地位が否めないから。
そんな貧しい環境で生まれた人達、その中でも8歳の女の子(30戦もの戦績…)が、
親が住む家が完成しないため、
ママとパパがお金が必要なため、
病気を治すため、、、
に、ムエタイ選手で金を稼いでる選手に迫ったドキュメント映画だった。
でも、何年も前から情勢は変わっていて、子供の女の子ムエタイ戦士のギャンブルはかなり盛り上がると聞いていた。
おまけに女子の部、チャンピオン戦の掛け金は10万バーツにもなる。
実際、タイに15歳未満の児童ムエタイ選手は3万人はいるという。
少し前に聞いたことがあるのが日本のボクシング・ライセンス保持者(所得しても試合をしない人も含めて)が全体で2500人くらいだと聞いたことがある。
そう考えると、なかなか興味深い数字だ。
このドキュメント映画で出てくる子供のスポットが当たる二人だけでなく、
どの子達も使命は 「賞金稼ぎ」
大人達が、何かに狂ったかのように、小指を立てたりして
「青コーナーに500バーツ投下だ!」
なんて、叫んでいる!
自分の応援している選手が疲れてきたら、さらに500バーツ投入する。
すると選手はさらに頑張って戦う…という。
そんな人間の業・カルマでもある魑魅魍魎の世界で身体・骨をぶつけ合って壊し合ってるのが、8歳の女の子。。。
親が、こう言って、気持ちを鼓舞させる
映画の最初の場面で、説明されるのだが、タイにおけるバッファローは、人のために働く動物として崇められているが、
同時にただひたすら人間に奉仕する存在として蔑視されてもいる。
差別的な言葉でもあるということです。
少女たちは「バッファロー・ガール」と呼ばれている。
「そんな、子どもにこんなことをさせて……」という、先入観は観てると通用しない。
なぜなら、映画を見れば分かる話だが
ある少女の親は、「無理に継続はさせない。娘が辞めたいなら、まかせる」という。
ムエタイのおかげで、自分を鼓舞させる「生きる理由」なのかもしれない。そんな事を考えさせられる。
そういう術だというのを、環境を見て感じ取って行くのだろう…。
「こんな酷い環境…かわいそう」だという言葉で、決めつけるわけにはいかない。
そんな思いで見た映画です。
映画好きな方、
僕のブログを読んでる方なんかは、楽しめる気がします。
なんていいますか、映像が良いんです。
よかったら見てください。
…こういうの嫌いな人は、すごく嫌いな作品かもしれませんけどね。