ファイヤー・ボール・キッド!五味隆典!! | おおおかのボクシングBLOG

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少し前の話になります。
先日、川尻達也がUFCと契約が行われ、
その流れで、ゴング格闘技の企画にて五味隆典と川尻達也の対談!
そして、スパーリング(五味君の久我山ラスカルジムにて)も行われた!
photo:01


行われた後に、川尻達也選手がTwitterにて呟いた。



「2005年にリング上で組み合った時に感じた、あの何とも言えない身体の強さ。
その後誰と試合しても、練習しても感じなかったあの不思議な身体のパワー。
今日スパーしても感じたし、児山も同じ事を感じたみたいだ。
上手く表現出来ないんだけどあれを感じるのは五味君だけなんだよな~。」

photo:02


と、記されていた。
その文を見て、どれだけ嬉しい気持ちになれたか。

日本での総合格闘技MMAの火は消えようとしている。
だが!海外では、ますますビッグビジネスとして燃え上がっているMMA。

僕の中でも、現在は総合格闘技=海外という位置づけをしていた。
でも、この五味隆典と川尻達也の写真を見たら

まだ、生きているんだ!

そう思えたのです。

で、今日は
五味隆典の思い出の一戦について書こうと思ったのです。
それは、
「五味隆典×中蔵隆志」

なぜ、川尻達也との試合じゃないの?と思われそうですが、
今は、この「修斗伝承ファイナル」と謳われた興行を書きたくて。

で今日は、この試合までの二人について書きます。

修斗でデビューした五味は、
デビューから負けなしで修斗のタイトルマッチに挑む。
何より、タイトルマッチを前に宇野薫をグラップリングルールながら勝利をし、リング上で五味は
「ルミナさん!おれの喧嘩、買ってください!」

そして実現したタイトルマッチ!
相手は、憧れの佐藤ルミナ。
photo:03


この時、人気絶頂だったルミナに勝利し、第5代修斗ウェルター級チャンピオンになった。

しかし、チャンピオンとなった五味は、燃え尽き症候群とも言える状態で防衛戦を挑み、ヨアキムハンセンに初の敗戦を喫した。
photo:04


その後、五味は修斗を出ていき、BJと戦い、
そして、PRIDEに出ることとなった五味隆典は、ここから爆発力がある選手になっていく!
PRIDEでは、有名外国人ファイターを1ラウンドで倒し続ける。
そんな戦いが続いて、いつの間にか

五味=PRIDEのトップスター

そういう位置になっていく

五味隆典は、「PRIDE ライト級トーナメント」にも当然出場し、激闘を繰り返し、大晦日に優勝!

当時の位置付けではUFCよりPRIDEが最高峰とされていたため

海外のメディアでさえも、ライト級は五味が最強!
に、異論を唱える余地は無かった。

だが、PRIDE消滅とともに、五味のモチベーションは落ち、
練習でも追い込める環境が無くなっていき、その後は負ける事もある選手になっていった。

もう、「五味が負けたぁ!?」

という驚きの声は出なくなった。

戦極の初代チャンピオンを決める試合で北岡悟にアキレスを決められタップする。


五味隆典 is DEAD


五味隆典は、もう終わった。
そんな言葉を友達周りからもたくさん聞いた。
正直、僕もそういう気持ちになっていた。

そんな時に!
五味隆典が、修斗の20周年記念大会に出場決定のニュースを知る。


その相手は、中蔵隆志!

当時の修斗ウェルター級チャンピオン。
中蔵の経歴もなかなかのものであった。
プロ10戦目で廣田瑞人を破り!
第3代修斗環太平洋ウェルター級王者となって、
遠藤雄介も破り初防衛
そして、天突頑丈との世界王者決定戦で勝利し、世界王者となった。

はっきり言って、歴代の修斗ウェルター級のチャンピオンは、とんでもないメンバーだった。

宇野薫、
ヨアキム・ハンセン、
シャオリン、
川尻達也、
と来て、中蔵隆志が九代目王者だった。
五味隆典が五代目王者から陥落しても素晴らしい選手が受け継いでいた。
そんな中で、中蔵隆志という存在は無名に近い状態でもあった。

が、しかし!
修斗の興行では、たくさんの下剋上を観てきた。
この試合をさかいに、中蔵隆志という名前がより大きな存在になっていくかもしれない。
そういう事を想像させる。

そんな、この危険なマッチメイクを聞いた時に、すごく似た感覚が一度あった。

それは、辰吉×シリモンコン・ナコントン・パークビュー
photo:05


の試合決定を聞いた時と一緒だった。
ここで、引導を渡されるのか…という思いがおいよせてくる。

明日に続きます。