週末は、連続でセミナーでした。




精密触診と組織間リリース
@名古屋



こちらのセミナーは、エコーを使用しながら、ターゲットの組織をきちんと触診できているかを確認できる、贅沢なコースです。



私たち理学療法士の仕事では、対象者の方の不調や痛みを取り除き、使いやすくて痛みのない状態を目指します。



それをしていく上で、触れる場所が的確であることが必要。

その確認作業をしつつ、正確な触診技術を学べる貴重な機会でした。





そして、久しぶりに夫と同時にセミナー受講。(笑)


やはり、気の知れた(←知れすぎた)相棒との学びも良かったです。




組織間リリース®️初級編ー産前・産後ケア2019ー 

@大阪



初回のレポはこちら

組織間リリース®️初級編ー産前・産後ケア2019ー 参加レポ


2回目のレポはこちら
組織間リリース®️初級編ー産前・産後ケア2019ー 参加レポ②


本日は、コース最終回。
テーマは 【骨盤】でした。






妊娠中から産後にかけて、女性の体は大きく変化します。


その変化の大きい場所のひとつに、骨盤まわりが挙げられます。




『出産すると骨盤がひらく』

『出産すると骨盤が歪む』




なんていうワードは、女性なら一度は聞いたり言ったりしたことがあるのでは。



私もまだ新人にほど近いころ、職場の産後の先輩が

『骨盤がひらいてジーパンが入らなくなった』

と言っていたのを聞いて、

あぁ~出産したら、スタイル維持は諦めるしかないな…

と思ったことがありました…





専門家である私たちでさえ、骨盤の構造を厳密に理解するのは難しいです。



けれどそれを、世間では簡単に

『骨盤がひらく』『骨盤が歪む』

といった一言で表現されてしまう。




そして、その言葉からイメージするものは、現実に起こっているものとは一切かけ離れたものとなり、無用な恐怖心や不安感を与えてしまいます…


産後の骨盤に関するこちらの記事も参照




安心してください。

妊娠、出産で変化した骨盤は、元に戻る『力』を持っています。



産後に限らず、日常の生活習慣の癖や体の使い方によって
骨盤まわりにある様々な筋肉や神経、靭帯などに
少しずつ、力や長さ、働きに偏りが出ることが
骨盤まわりの不調と呼ばれる状態へ繋がるのです。





例えば、産後であれば


❌横座り
❌抱っこが毎回右側(または左側)
❌同じ方向ばかり下にして寝ている
❌同じ姿勢で長時間過ごしている
❌骨盤ベルトが怖くて外せない
❌猫背で、仙骨座りをしている



などは、骨盤が元に戻る力を発揮することを阻んでしまう可能性があります。




そのような場合、骨盤を構成する組織や、骨の位置などがどうなっているのか。

そして、それを解決するためには、どこに何をすれば良いのか。

何がどうなれば、解決に導けるか。

そのために必要な技術は持ち得ているか。



を、丁寧に、かつボリュームたっぷりに学ぶ1日でした。



とても奥が深く、新しい発見や体験がたくさん。


実技パートナーの先生とも、常に話し、感じながら、常に集中していたため、時間が過ぎるのが早いことといったら。。




実技をする中で改めて感じたことは



自分の体の感覚に意識を向けることで、分かることが増えるのはもちろん、変化を感じられるので、体が変わるということ。



『内観』できる力が大切。

(内観とは、自分自身の精神状態やその動きを内面的に観察することをさします。)



お母さんになると、赤ちゃん優先で自分のことが置いてきぼりになりがちなので、この内観の力が落ちやすいです…


逆に、内観できて自分の体を感じることができると、不調は具体的なところまで分かり、良くなれば、変わったことにもすぐ気付けます。



♥️産前、産後の女性に、自分で自分をケアする習慣を持ってほしい。


♥️自分自身を大切にしてほしい。




内観できる力を持つというのは、

私の想いに通ずるところでもあります。


体だけでなく心にも言えることですよね。




3日間を通して一緒に学んで下さった皆様。

講師の蒲田先生をはじめ、アシスタントの皆様。


ありがとうございました。




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