今までで一番最悪の現場 | 同じ空の下から

同じ空の下から

野良さんのTNRとか子猫の保護とか里親探しとか、一応保護活動的なことやってるので、そんな日々の活動のことや保護猫のこと(たまに愚痴や心の叫び)。

とにかく絶句してしまうほどの劣悪な環境で多頭飼育されていた子猫たちをレスキューしてきた。

そこは我が家のすぐそば。
数年前に自治会の困りごと相談に上がっていた案件で、当時少しだけ関わった経緯もあり、今回のレスキューにも携わらなくてはならなくなってしまった。
「ならなくなってしまった」って言ったら語弊があるかもだけど、そのつもりで今回私も加わった訳だけど。


でも状態の良くない子猫五匹も引き受けることになるとは…



事の成り行きは省略するけど、全部で何匹いるのか飼い主も把握できていない。

春に生まれた子猫は三腹分か四腹分。
その内の三匹とママ猫さんはご近所さんすでに引き取ってくれていて、残りの子猫の内三匹(たぶん)はまた別のご近所さんが里親さんを見つけてくれているっぽい(飼い主さんが言うんだから信じるしかないけど)。

じゃあ残りの子猫は?
どこまでを子猫として数えればいいのか、でも不妊手術ができる月齢の子は含めないとして飼い主さんから出された子猫は七匹。
みんな風邪をひいていたりと状態の良くない子猫ばかり…

二、三匹のつもりでいたのに結局五匹も引き受けることになってしまった。



同じ日か一日違いで生まれた子たちだというのに一匹はガリガリチビチビで他の子の半分くらい340gしかない。
飼い主さんいわく未熟児だっていうけど、いやいやあの環境で未熟児ならとっくに死んでしまってるって。
風邪症状も一番ひどいしちゃんと育ってないわけだから最悪のこともあり得る。



他の子も一番大きい子が元気なだけでみんな風邪症状あり。


そしてちょっとふわふわした子にいたっては、右目が腫れ上がり膿が出てしまっている。


どうやら角膜に傷がつき眼圧があがり破裂してしまったよう。かなり痛いだろうって獣医さんおっしゃっていたけど…


同じように角膜が破れ失明してしまったこつぶちゃんはカラスにやられたからだけど、この子はお家の中で…
早くに治療にかけて適正なお世話をしてもらえていれば…


そしてそして問題はトイレ。トイレで排泄できない。


トイレがトイレの機能を果たしてないからトイレで排泄するということを学習していない。

覚えてくれるだろうか。



飼い主は三月か四月に生まれたって言ってたけど、獣医さんが見る限りまだ2ヶ月くらいだって。(3ヶ月過ぎてれば歯がもっとこうなって~って説明してくれた)
だよね、体重だっていくら栄養足りてなかったからってまだまだ全然小さいもん。


はぁ…ため息しかでんよショボーン