あれから10年 | 同じ空の下から

同じ空の下から

野良さんのTNRとか子猫の保護とか里親探しとか、一応保護活動的なことやってるので、そんな日々の活動のことや保護猫のこと(たまに愚痴や心の叫び)。

今こうして保護活動をやっているきっかけは10年前のあの大震災。


あの時、飼い猫を連れて自主避難した。
避難先で原発の水素爆発。
更に遠くへ避難。




先日、福島第一原発から少しのところにできた東日本大震災・原子力災害伝承館 に行ってきた。


あの日、すぐ戻れるからと“とりあえず”避難した人たちがいた。
町をあげての大規模な避難。


生活を共にしていた犬や猫たちは連れていってもらえなかった。


伝承館では当時の避難の様子やその後などが展示、紹介されていたが、犬猫たちが置き去りにされてしまったことについては一切触れていなかった。

残された犬猫たちをレスキューに動いたのは主に県外の方たちだった。

10年経った今でも“被災地”の犬猫のために動いてくださってる方々がいる。



そんなことなんて、どうでもいいのだろう、きっと。


一人でのんびり展示を見ていたら後ろからガヤガヤと地元サッカーチームの選手らしき御一行様+取材陣。

じっくり見たいのに見れず、その御一行様が先に進むまで待ってしまったから閉館時間が近付き全てをちゃんと見れなかった。

また行こう。と思ったけど600円もかかるからな、入場料。
給餌場に置く猫さんフード買った方がいいわ(笑)


でも、県外の人にはぜひ訪れて知ってほしいな。




地元にいながら、“被災地”の犬猫たちとの関わりを断ってしまったから、今は月に一回だけかつて避難区域だったところへ行ってボランティア的なことをしている。



餌箱にフードを補充していたら後ろでなんか気配を感じ、振り向いたら猫さんがこっち見てた。




ごはん待っていたんだね。
お腹すいてるよね。


また来るからね。



国道6号線から見た福島第一原発



福島第一原発の廃炉はまだまだ何十年も先。
現場ではたーくさんの人が町の復興や廃炉に向けて頑張ってくださっている。


都会のど真ん中で高級料理食べてるお偉いさんの頭にはもう関係ないことなんだろうね。

建設中の中間貯蔵施設


原発近くの高線量だった場所の復興


フレコンバック


10年前のあの日のままの大熊町


これは福島第二原発