皆さんこんにちは
こちらはひたちなか市にありますM様邸新築の現場です。
先日、上棟を行ってきましたので、今回はその様子を紹介していきたいと思います。
構造材が組みあがると、その住宅の特徴がだんだんと形になっていくので、見ていて楽しいです。
それでは現場の様子を見ていきましょう。
まずは柱を立てていきます。
柱は梁、桁、胴差(横架材と呼ばれるもの)からの荷重を土台に伝えるという役割を持っていて、木材軸組工法で最重要とされる部材になります。
また、一階から二階までを一本で支える柱を通し柱と言います。
次に梁、桁を組んでいきます。
梁と桁の違いは、建物を真上から見たときに短辺方向に組んでいるのが梁、
長辺方向に組んでいるのが桁になります。
役割は、床や屋根に加わる力に耐えられるように組まれる部材で、梁が受けた荷重は柱、壁、大梁に伝えられます。
次に、二階の柱梁を組んでいき、同時進行で二階床合板、下屋部分(今回は陸屋根)に合板を敷いていきます。
下屋の陸屋根部分にはパラペットが設けられています。パラペットとは屋根やバルコニー等の外周部に設置される低い手すりの様なものです。
一般的に軒がない場合、雨は外壁を伝って下に流れていきます。そうすると雨は酸性なので、外壁は劣化していってしまうのです。そこでパラペットを設けることで、外壁を守ってくれるというメリットがあります。
そして最後に上屋に母屋、垂木をかけ、野地板を敷いたら、
今回の上棟は無事終了となります。
垂木とは、屋根下地や屋根部材を支える部材で棟木(屋根の一番高い部分)から軒桁に向かって掛けられる部材です。
野地板は屋根の下地材で、この上に防水シートを貼り、瓦やスレートなどを葺いていきます。
いかがでしたでしょうか。今回は上棟の様子を紹介していきました。
野地板まで敷き終えると、おおよその住宅の形が見えてきます。
これから仕上がるのが楽しみですね。
次の工程は、金物を取りつけて、筋交い、間柱、下地等を入れていきます。
寒い中の作業ですが、安全第一で施工します。🏡🏡